本を普段から読む人にとっては、読書本の選び方は自然と身についているものです。
「本は読んだほうがいい」とよく聞きます。
わかってはいるけど、時間がなくて読めない!と、遠のいているうちに、本を読まなくなってしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。
図書館司書資格を持つ私が、本を選びのコツを説明していきます。
難しい本を読む必要はありません。
あなたにあう最適な本の選び方を説明していきます。

実は持ってる・・・。
ここでは、漫画・雑誌・参考書以外の本について、説明します。
本の選び方のコツ ジャンルを大まかに決める

まずは、読書をしたいジャンルを決めましょう。
ジャンルを決めると、本屋に行った時に迷いません。
1つにしぼる必要はありません。
いくつかあってもOKです。
本のジャンルを細かく分けるとキリがありません。
ざっくり分けると、これくらいでしょうか。
- 小説・エッセイ
- ビジネス書・実用書・自己啓発本
- 歴史書・歴史小説
すでに今の段階で、
- 小説が読みたい。タイトル、もしくは著者やジャンルが決まっている。
- 実用書が読みたい。ジャンルが決まっている。
- 歴史書が読みたい。時代・人物が決まっている。
なら、買いに行きましょう。
本屋へ行けば、あなたが買ってくれるのを待っている本に、必ず出会えます。

著者やジャンルが決まっているなら、本屋へ行って、買いましょう!
ジャンルは決まったけど、買うべきか悩んでいる方には、本の要約サービスがおすすめです。
ジャンルが決められない方は、まず本屋へ行きましょう。
くわしくは、下をご覧ください。
では、それぞれのジャンルの決め方について、説明していきますね。
本のジャンル 小説・エッセイ
小説やエッセイを読みたいなら、著者・小説のジャンルで決めるのがおすすめです。
また、観たことがあるドラマや映画の原作本も読みやすいです。
- 好きな有名人・インフルエンサー・YouTuberの著者本
- ドラマ・映画の原作本
- 興味があるジャンルの本
などです。
最近は、有名人が書いている本が、たくさん出版されています。
俳優やお笑いタレント、コメンテーターなど。
分野もいろいろです。
芸能人だけではありません。
人気インフルエンサーやYouTuberの本も出版されています。
好きな有名人やインフルエンサーの本は、抵抗なく読むことができます。

好きな有名人やインフルエンサー、YouTuberの書いた本は、久しぶり読書の最初の1冊におすすめです。
また、ドラマや映画の原作本もおすすめです。
放送中のドラマや公開中の映画の原作本は、書店の目につく場所に置いてあることが多いです。
原作に充実な映画もあれば、そうではない映画もあります。
映画と本を比べながら読むのは楽しいです。
小説なら、興味があるジャンルを決めてしまってもいいでしょう。
- ラブストーリー
- SF・ファンタジー小説
- ミステリー小説
など、小説の中で、もう少し細かくジャンルを決めます。
小学生の頃に、よく図書室で借りた本のジャンルでもいいですね。
次は、ビジネス書・実用書・自己啓発本の選び方を説明していきます。
本のジャンル ビジネス書・実用書・自己啓発本
ビジネス書・実用書・自己啓発本を読みたいなら、細かいジャンルを決めるのがおすすめです。
- ビジネス書
 経済・社会問題・会社経営・仕事のやり方など
- 実用書
 健康・生活習慣・時間管理・話し方など
- 自己啓発本
 生き方・仕事術・キャリアップなど
最近は、タイトルを見ただけで、どんなことが書かれているのか内容がわかる本が多いです。
堅苦しい文章ではなく、イラストや箇条書きを使っている本も増えています。
意外とこのジャンルは、読みやすい本が多いです。
例えばビジネス書は、
- 定時で帰る仕事のやり方
- 時間の上手な使い方
と具体的になると、興味がある本が見つかりやすいですね。

定時で帰る方法や時間の使い方の本は、仕事をしている人に、興味深いジャンルです。
また、自己啓発本は、
- 言葉遣い
- 50代から始めたいこと
と具体的になると、読みたい本がありそうです。
興味があることや、悩みの解決になりそうな本を探しましょう。
次は、歴史書・歴史小説について説明していきますね。
本のジャンル 歴史書・歴史小説
歴史書・歴史小説を読みたいなら、国や時代、もしくは人物を決めましょう。
- どこの国 
 日本・ヨーロッパ・中国など
- いつの時代 
 古代・近代・平安時代・江戸時代・近代など
- 人物 
 織田信長・徳川家康など特定の人物
興味がある時代や人物で決めます。
歴史小説が、ドラマや映画になっていることがありますね。
原作本を読んで、その時代の理解を深めていくのも楽しいです。
原作本を読んだ後で、その時代の歴史書を読むのもおすすめです。

時代や人物、ドラマや映画の原作本で決めます。

これなら読書初心者の私でも、決められそう。

興味がある人やジャンルで決めればいいよ。
ジャンルが決められないなら、「本屋大賞」受賞作から選ぶ方法があります。
テレビで取り上げられることが多いですね。
聞いたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
本の選び方 「本屋大賞」の本から選ぶ

「本屋大賞」公式HPには、次のように書かれています。
賞の概要
書店員の投票だけで選ばれる賞です。「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含みます)で働く書店員の投票で決定するものです。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
「本屋大賞」公式サイトより
芥川賞や直木賞などの文学賞は、歴代の受賞者や学者などの、本のプロが選びます。
それに対して本屋大賞は、一般の書店員が選びます。
ですので、読みやすい本が多いと言われています。
自分で本を選ぶ自信がない方は、本屋大賞の受賞作から選ぶ方法があります。
芥川賞・直木賞については、下をご覧ください。
ノミネートされた本や受賞作は、目につくところに並べている書店が多いです。
ここ数年間は、本屋大賞は4月に決定されています。

一般の書店員が選ぶ本屋大賞の本は読みやすいです。
2025年の受賞作は「カフネ」です。
他にもノミネート作品があります。
本屋大賞の本は、本を扱っているサイトで取り上げられることが多いです。
読みたい本が決まったら、書店へ行きましょう!
本が決まったら書店に行こう!

ジャンルが決まったら、実物の本を見に行きましょう。
しつこいですが、ジャンルは大まかに決めるだけで大丈夫です。
Amazonや楽天などの大手ECサイトでも、たくさんの本が販売されています。
しかし、実物を見ないで買うのは失敗のリスクがあるので、書店へ行きましょう。
小さな本屋ではなく、ターミナル駅の駅チカにある大型書店がおすすめです。
大型書店には、たくさんの本があります。
本の数が多い方が、出会いもたくさん生まれます。

大型書店は、とてもたくさんの本が売っています。
お店の公式サイトに、見取り図が載っていることが多いので、事前に確認しておくとスムーズです。
事前に確認しなくても、入口に貼っているお店がほとんどです。
わからなければ、店員さんに聞きましょう。
予定していたジャンルではなくて、違うジャンルの本が面白そうなら、変更しても構いません。
本の使い方を説明した本もあります。
心に刺さった本を買いましょう。
 ポチップ
					ポチップ
				もっともっと本を読みたくなったら、電子書籍を検討しては、いかがでしょか。
電子書籍は、紙の本よりもコスパよく読書ができます。
本との出会いは書店に行くだけではありません。
他にもあります。
図書館もアリ!

本との出会いは書店だけではありません。
図書館もあります。
無料で本を借りることができるので、選び方を失敗しても大丈夫です。
面白くないから途中でやめてしまっても、お金を払いませんから。
デメリットは、発売直後の新刊がないことと、返却に行かなければならないことです。

図書館は無料です。本選びに失敗しても大丈夫です。

図書館って、行かないなあ~。

夜遅くまで開館している図書館もあるよ。司書さんは大変だね・・・。
お住まいの自治体だけでなく、勤務先や学校のある自治体の図書館でも、本が借りられるかもしれません。
市区町村にある図書館の公式サイトでチェックしてください。
図書館の本に貼ってあるラベルについて説明しています。
最近は、電子書籍を図書館で借りられる自治体も増えています。
どうしても、読みたい本のジャンルを決められない方には、選書サービスがおすすめです。
本の選書サービスとは

どんなジャンルの本を読めばよいのか、決められない方には、本の選書サービスがあります。
本の選書サービスとは、事前に答えたアンケートやリクエストなどを元に、おすすめ本を決定するサービスです。
「雨音選書」は、アンケートを元に選んでくれます。
くわしくは、下をご覧ください。
本選びのプロが選んでくれるので、失敗がありません。

選書サービスは、本選びのプロが選んでくれるので、自分で選ぶ自信がない方も安心です。
AIで選書するサービスもあります。
登録の必要なし・無料です。(2024年8月現在)

本を読んでいない方だけでなく、違うジャンルを読んでみたい方にもおすすめです。
読書本を選ぶベストな方法は、書店や図書館に行って、本を選ぶことです。
しかし、本屋が近くにない、行く時間がないという理由で、どうしても行けない方のための本の選び方を、次から説明していきます。
本の選び方 読書記録アプリ

読書記録アプリでは「ブクログ」と「読書メーター」が有名です。
主な目的は「読みたい本・読んだ本を記録すること」ですが、読書用の本を見つけるために使うこともできます。
読書記録アプリ 「ブクログ」
- 新刊案内が読める
- 一目で記録した本を管理できる
- Amazonアソシエイトに参加できる
- 登録者どうしの交流は活発でない
本の新刊案内が見たい方は、「ブクログ」で本を見つけるのがおすすめです。
「ブクログ」については、別で説明しています。
もう1つは、「読書メーター」です。
読書管理アプリ 「読書メーター」
- 登録者数が多い
- レビューが多い
- 登録者同士の交流が活発
ブクログよりも登録者数が多く、レビューも多いです。
レビューや交流で本を見つけたい方は「読書メーター」がおすすめです。
「読書メーター」については、別で説明しています。

どっちがいいのかな?

本の情報をお知らせで見たいなら「ブクログ」、レビューや交流で本を選びたいなら「読書メーター」がおすすめ。
次は、本を紹介しているWebサイトを説明していきますね。
本の選び方 「ブックレコメンド」

「ブックレコメンド」とは、本を1冊読んでから、関係のある2冊目を読んで、両方の本を紹介するレビューサイトです。
レビューは一般の人が投稿しています。
くわしくは、下をご覧ください。
レビューを投稿すれば、報酬ゲットのチャンスがあります。
本の選び方 「hontoブックツリー」

電子書籍販売サイトの「honto」では、本の専門家が、テーマに沿った本を5冊選んでいます。
専門家は、著名人も名を連ね、池上彰・岩井俊二・倉田真由美・勝間和代・角野栄子などが選書をしています。
リクエストも受け付けています。
あなたの興味あるジャンルを、著名人が選書してくれるかもしれません。
本の選び方 「YouTube」

「YouTube」では、たくさんの方が本のレビューを発信しています。
例えば「読書 小説」や「小説 おすすめ」などと検索すると、たくさん検索されます。
ご自身と相性のよさそうな方の動画を観て、読書本を決める方法もあります。

ところで、本の紹介をしている雑誌があることは、ご存知でしょうか。
本の選び方 雑誌「ダ・ヴィンチ」

「ダ・ヴィンチ」という雑誌を、ご存知でしょうか。
KADOKAWAが出版している本の月刊情報誌です。
文芸誌ですが、漫画やアイドルが特集されている号もあり、扱うジャンルは幅広いです。
書籍を扱う雑誌特有の堅苦しさがありません。
本に触れるはじめの一歩に最適な雑誌です。
雑誌読み放題サブスクの「dマガジン」「楽天マガジン」Kindleサブスクの「Kindle Unlimited」にも対応しています。
すでに利用している方には、ぜひおすすめしたい雑誌です。
「dマガジン」「楽天マガジン」については、下をご欄ください。
「Kindle Unlimited」については、下をご欄ください。

本の雑誌だね。

雑誌のサブスクを利用しているなら、かなりのおすすめだよ。
紙の雑誌が読みたい方は、定期購読があります。
「Fujisan」については、下をご覧ください。
「ダ・ヴィンチ」のコーナー発の、レシピ本も発売されています。
俳優の中村倫也さんが雑炊を作るコーナーが、1冊の本になりました。
雑炊レシピと共に、中村倫也さんのエッセイも書かれており、興味深い1冊です。
有名人のコーナーが多いことも、ダ・ヴィンチの大きな特徴です。
まとめ

- 大なかにジャンルを決める
- 小説・エッセイ
 著者・ジャンル・ドラマや映画の原作本など
- ビジネス書・実用書・自己啓発本
 ジャンルを決める
- 歴史書・歴史小説
 国・時代・人物を決める
- ジャンルが決められないなら
 「本屋大賞」・ノミネート作から選ぶ
- 自分で決められないなら選書サービスを利用する
 
- 小説・エッセイ
- 本を選ぶ
- 書店へ行く。できれば大型書店へ
- 書店以外ならアプリ・Webサイト・YouTube・雑誌から選ぶ
 
子供や若者の本離れが進んでいる、スマホの普及で本離れが進んでいると言われています。
そのせいか、本を読んでもらうために、いろいろな工夫がされています。
- 有名人・インフルエンサー・YouTuber著者の本が増えた
- タイトルで内容がわかる本が多い
興味がある1冊をきっかけにして、もっとたくさんの本を読みたくなれば、自分の引き出しが広がります。
お気に入りの1冊から、あなただけの本の世界が広がりますように・・・。
【おまけ】読書には、リラックス効果があるそうです。本の選び方がわかったら、本を読んでリラックスしてみてもいいかも・・・。






















 
					











 
					


 
					






図書館司書なんて、持ってるの!?