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「死にそうだけど生きてます」ヒオカ 貧困家庭~大学~ライターへ

死にそうだけど生きてますのアイキャッチイラスト

衝撃的なタイトルの本です。

著者のヒオカさんの体験談が書かれています。

格差問題は大きな社会問題です。

格差を少しでも少なくする方法はないのでしょうか?

この本には、格差解消の方法の1つとしてあげられている方法があります。

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格差問題は大きな社会問題ですよね。なんとかならないのでしょうか。

「死にそうだけど生きてます」を読んでわかった貧困・格差

教室の写真

「死にそうだけど生きてます」を読んで、社会問題となっている貧困家庭や格差のことがよくわかりました。

実体験を具体的に書かれているので、自分がその真っ只中にいるような気持ちにさえなりました。

(おそらく当時は普通と言われる環境で育っている)自分の10代の頃と比べると、著者のヒオカさんとは、はっきりと違いがあります。

私は、イヤイヤながらも勉強をし、進学をして、就職しました。

ヒオカさんは、勉強したいのに、教材を買ってもらえず、塾にも通うことができませんでした。

いじめられた頃もありましたが、勉強がもともと得意であったため、進学校へ進みます。

自分とは、明らかに何かが成長過程で違っているのです。

この「あきらかに違う何か」が具体的に描かれた本が「死にそうだけど生きてます」でした。

勉強する女子のイラスト

「勉強が好き」なヒオカさんは、学力を活かして、貧困家庭からの脱出に成功します。

勉強が得意、なんてうらやましいです。

でもヒオカさんにとっては、そうでない人から、うらやましがられるなんて思わないのでしょうね。

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自分に置きかえてみると、やはり想像ができない出来事ばかりです。

格差問題の根底は想像できないこと

女性の写真

私と同じような境遇の人からの共感が多かったかと言えばそうではない。むしろ、違う世界で生きてきた人たちからのメッセージが多かった。「こんなリアルな記事をはじめて読んだ」「こんな世界を知らなかった」と。

「死にそうだけど生きてます」より

想像力がないから、自分とは違う人のことを考えることができない、とよく言われます。

一理ありますが、想像力には限界があります。

たとえば億単位で資産がある人が、路上生活者になることはあるだろうか。日本人が難民になることはあるだろうか。もちろんないとは言い切れない。しかし、その確率は極めて低い。

「死にそうだけど生きてます」より

想像することはできますが、体験をしていない以上、「たぶんこんな感じ」程度の想像が限界です。

この辺りのことは、本の中で、具体的な例を上げて、ふんだんに描かれています。

私自身に置き換えると、長い間、非正規雇用の状態で働き続けるしかありませんでした。よく感じていたことがあります。

  • 同じ部署でほぼ同じ仕事をしているのに、正社員と分かり合えない(「ほぼ」が大切。全く同じ仕事を与えられることは、まずありません。)
  • 非正規でも、環境(一人暮らしor実家暮らし、未婚or既婚)によって、同じ非正規同士でも分かり合えない
  • 非正規の状態が同じでない(継続雇用or単発の仕事の繰り返し)ことによって、やはり非正規同士でも分かり合えない

私が社会に出た頃は、非正規雇用が急速に増え始めた頃でした。

当時は、正社員と非正規、というわかりやすい構図の格差でした。

数十年経過し、今や同じ非正規の中で、すぐに仕事が見つかる人と、なかなか仕事が見つからない人に分断され、格差がより細かくなっています。

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格差社会と言われて、ずいぶん時が経過しました。格差はより細分化されているように感じています。

格差解消の方法とは?

女性の写真

ほんの少しでいい。たった五ミリでいい。他者への想像力を及ぼす距離をみんなが伸ばしてみる。その総和が社会を少し優しくするのではないか。

「死にそうだけど生きてます」より

この本でいちばん心にささった言葉です。

人の人生は、子供の頃の環境・友達・出身校・会社によって、残念ながら、ほぼ決定してしまいます。

マザーテレサのように、常に弱者のことを考えて、援助しましょう、などと言っているのではありませんし、それは無理です。

少しの想像力を持つこと、この程度であれば、どんな人でもできるのではないでしょうか。

そして、想像をするためには、「知ること」をしなければいけません。

家族のイラスト

ほんの少しの想像力が、自分とは違う環境の人にも優しくなれるのきっかけになるのかもしれませんん。

そのためには「知ること」が大事です。

「知ること」をすれば、世の中が少しでも優しくなるのかもしれません。

まとめ

女性の写真

「死にそうだけど生きてます」を読んで、社会問題となっている貧困家庭や格差のことがよくわかりました。

実体験を具体的に書かれているので、自分がその真っ只中にいるような気持ちにさえなります。

同じような環境で大人になった人もいるでしょうし、そうでない恵まれた環境で大人になった人もいるでしょう。

少しの想像力を持って自分とは異なる環境にいる人のことも頭の端っこに入れておきたいものです。

少しの想像力を持つきっかけは、知ることです。

知ることのひとつの方法は、「死にそうだけど生きてます」を読むことです!

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もしかしたら、自分とは異なる環境にいる人のことを知るきっかけになるかもしれない本です。

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【おまけ】「東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか」という本についても載せています。1人1人の女性に取材した記事をまとめた本です。

東京貧困女子。のアイキャッチイラスト

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