映画化された小説「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」の原作本を読みました。
第2次世界大戦中の時代にタイムスリップしてしまった女子中学生と、偶然に出会った特攻隊員との物語です。
原作本の感想・レビューをお伝えしていきます。
電子書籍化されているのはもちろん、なんと「Kindle Unlimited」で読めます。
「Kindle Unlimited」については、下をご覧ください。
もう若くない私には、とっても心がきれいになる物語でした。年取ったな・・・。
「あの花が咲く丘でまた君と出会えたら」は配信中
映画化された「あの花が咲く丘でまた君と出会えたら」は、現在Amazon PrimeやU-NEXTで配信中です。
「U-NEXT」では、原作本を電子書籍で販売しています。
映画館で見逃しても、配信で観られます。
では、原作本の感想・レビューをお伝えしていきますね。
「あの花が咲く丘でまた君と出会えたら」(本)感想・レビュー
「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」(本)の感想・レビューは、
- 「泣ける小説」と言われる理由が理解できた
- 著者の思いが理解できた
- 改めて戦争はいけないことだと感じた
では、1つずつ説明していきますね。
「泣ける小説」と言われる理由が理解できた
人気に火がついたきっかけは、TikTokなのだそうですね。
TikTokは、全く使わないので、この本のことは知りませんでした。
以前から「泣ける」と話題になっていたそうです。
本のレビューを読んでも「泣ける」「号泣」ばかり。
読んでみて、その意味が理解できました。
そこそこいい年のおばさんですので、号泣はしませんでした。
でも、きっと10代の私なら大号泣だったはず・・・。
10代・20代の方には、彼らの気持ちをリアルに感じることができるでしょう。
それ以上の世代の方でも、昔のきれいな心を思い出しつつ読める1冊です。
若い方は、リアルに主人公たちを思いながら、そうでない方は、昔のきれいな心を思い出しつつ、童心に帰ってみては、いかがでしょうか。
もっと若い頃に読みたかったな~。
・・・
もう若くないな・・・と自覚している方も、すてきな本を読んで、心をきれいにしてみてはいかがでしょうか。
著者の思いが理解できた
この本には、著者の汐見夏衛さんの思いが、強く込められた本のようです。
鹿児島県の片隅に生まれ育った私は、子供の頃、学校行事で「知覧特攻平和会館」を訪れました。あの時あの場所で受けた衝撃を言葉にすることは到底できません。
「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」より
子供の頃の記憶は鮮明で、大人になってからも覚えていることが多いものです。
衝撃を受けたのであれば、なおさら。
このような戦争を繰り返してはいけない、という強い思いが、本を描くきっかけになったのかもしれません。
文中には、主人公の女子中学生と特攻隊員の男性だけでなく、戦争で悲しい思いをしている人や深刻な状態の人たちが、たくさん登場します。
色々な立場にある人たちを通して、戦争を繰り返してはいけない、というメッセージを感じました。
改めて戦争はいけないことだと感じた
第2次世界大戦が終わってから約80年。
日本は戦争をしていない期間が長くなりました。
戦争体験者も、どんどん減っています。
期間が長いのですから、当然です。
とてもいいことです。
しかし、世界を見渡してみると、戦争をしている国がたくさんあります。
特に近年は、大規模な戦争が増えていますね。
この本は実話ではありませんが、このような悲劇を繰り返さないようにしなければいけないな、と改めて感じました。
戦争は絶対にしてはいけないことです。たくさんの人が犠牲になることはもちろん、犠牲になるのは、弱い立場の人です。
戦争のない世界に、早くなってほしいなと強く願います。
「あの花が咲く丘でまた君と出会えたら」続編あり
「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」には、続編があります。
物語の終わり頃に“あれ?続きがあるのかな?”と思わせる場面が登場します。
やはり、続きがあるんですね。
「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」の主人公のその後の物語です。
こちらもKindle Unlimitedで読めます。
Kindle Unlimitedは、月額980円です。
「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」の2冊を契約後30日以内に読むと、2冊買うよりお得になります。
2冊セットで、ぜひどうぞ。
Kindle Unlimitedを使えば、2冊買うよりも、お得です!
【おまけ】「続窓ぎわのトットちゃん」についても載せています。戦争中のトットちゃん一家の実話です。
同じく映画化された「カラオケ行こ!」についても載せています。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ