【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】を読むと、仕事が早い人と遅い人の違いがわかります。
仕事を速くこなすための手段が書かれている本ではありません。
仕事への向き合い方や取り組み方、普段の生活習慣を振り返って、仕事が速い人になりましょう、という提案をしてくれる1冊です。
最近は、リスキニングや副業など、本来の仕事以外のことも同時進行している方が、増えてきています。
また、働きながら家事をしている方も、男女問わずに増えています。
生活の一部分である「仕事」だけに時間を使うのではなく、効率的に他のことにも、時間を使いこなせるようになりたい・・・そんな方におすすめできる本です。
Kindle Unlimitedを利用して読みました。
「Kindle Unlimited」については、下をご覧ください。
会社員、自営業、個人事情主など、なんらかの仕事をしている人全てにおすすめです。
もくじ
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】感想・レビュー
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】の感想・レビューは、
- 自分は仕事が速い人になっているのか確認できる
- 仕事が速い人はプライベート重視で健康的
- 仕事が速い人は目標・未来が明確
1つ1つの内容について、「仕事が速い人は○○、仕事が遅い人は○○」と具体的に説明されていて、とてもわかりやすいです。
1つの例ごとに区切って説明してくれます。ですので、通勤時間の移動途中に、5分、10分のスキマ時間で読むことができます。
全部で50個の例が書かれています。
では、1つずつ説明していきますね。
自分は仕事が速い人になっているのか確認できる
「仕事が速い人は○○、仕事が遅い人は○○」と具体的に書かれているので、自分は仕事が速い人か遅い人か、振り返りができます。
私も、速く仕事を終わらせたいタイプです。
できれば残業はしたくありません。
- 仕事の取り組み方
- 仕事中のスケジュール管理
- 仕事への向き合い方
- 平日の過ごし方と休日の過ごし方
- 未来の自分はどうなっていたいか
などなど・・・自分は仕事が速い人になれているのかが、確認できました。
「仕事が速い人」とは、単に仕事の速度が速い人、というのではありません。
仕事に対する考え方や生活習慣まで含めて、気を配ることが大切です。
そして、初めて仕事が速い人になれることが理解できました。
もし、「仕事が速い人にはなれていないな」と感じる部分が、たくさんあったとしたら、自分の行動や考え方を見直してみるとよいかもしれません。
などと、人のことを言える立場ではありませんけどね・・・。
私も反省することが、たくさんありました。
仕事が速い人はプライベート重視で健康的
仕事が速い人は、プライベートを重視します。
仕事の他に予定が入っていたり、やりたいことがあるおかげで、仕事が速くなるのは、理解できます。
「仕事が速い人」は、仕事の時間はもちろんですが、プライベートな時間をすごく重要視しています。自分の趣味や好きなことをやる時間をしっかりとっているのです。
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】より
仕事以外にすることがない人は、仕事を速く終わらせる必要がありません。
その結果、仕事が遅い人になってしまうことはあり得るように思います。
プライベートが充実していると、そのプライベートのために、時間とお金を捻出しなくてはならない。そのためには、仕事を速くこなし、その上でしっかりと稼ぐ必要があるというわけです。
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】より
必ずしも、プライベートタイムに予定をたくさん入れる必要はありません。
何も考えずに、ゆっくり過ごすことも、立派なプライベートタイムです。
平日は、だらだらと仕事だけをして、休日はなんとなく終わって、明日から、また仕事・・・では、あまりにも充実感がありません。
オンとオフの区切りをつけた生活をしていきたいな・・・と思います。ダラダラした休日もいいものですよね・・・。
仕事とプライベートは、きちんと分けて生活をしていくことで、仕事が速い人になれると感じました。
仕事が速い人は目標・未来が明確
明確な目標を持っていなければ、今頃もダメ社員のまま、何も変わっていないでしょう。将来の目標を持ったときから、私の意識は大幅に変わりました。
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】より
プライベートの充実はもちろんのこと、仕事に対する目的や未来をしっかりと見つめることができる人は、仕事が速いそうです。
きちんと目標を持って、仕事の意味が理解できているからではないでしょうか。
個人事業主ではなく、会社員として仕事をしていると、自分で仕事を決めることはできません。
所属チームの仕事をこなさなくてはならない仕事が、ほとんどです。
だからと言って、与えられた仕事を何も考えずに、ただ続けているだけでは、何十年も全く成長がありません。
人として、あまりにも、もったいないことです。
与えられた仕事への目的意識を持っている人と、そうでない人では、仕事の質に違いが出ます。
何年も続けば、その差はもっともっと広がります。
一日の大部分の時間を使う仕事。
目的を持ってこなしていきたいものです。
ただ仕事をこなして、時間が過ぎていくだけでなくて、目的意識を持って、仕事に取り組むようにしていきたいな、と思いました。
次は、【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】を読んで、私が身につけた1つの習慣を紹介します。
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】を実践して「石の目」を意識するようになった
「石の目」という言葉は、ご存知でしょうか?
私は初めて聞きました。
物事を成し遂げようとする際には、その物事の重要なポイントを掴み、そこをついていくことが必要、という意味になります。
【「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣】より
大きな仕事をする時には、その仕事のポイントをつかむことが大切です。
例えば、倉庫内の棚卸作業をしていて、誤差があったとします。
棚の端から確認するのではなく、数字から判断して、誤差がありそうな製品に的をしぼって、チェックをしていきます。
その方が、速く誤差の原因を見つけることができそうですよね。
調べる的をしぼって、仕事に取り掛かれば、仕事を速く終わらせることができます。
私も、片っ端から仕事を始めるのではなく、ポイントを見つけて開始することを、心がけようと思いました。
まとめ
- 自分は仕事が速い人になっているのか確認できる
- 仕事が速い人はプライベート重視で健康的
- 仕事が速い人は目標・未来が明確
ここで説明したものは、本にあった例のほんの一部です。
実際には、50個の習慣が書かれています。
「仕事が速い人」には、プライベートでやりたいことがあり、将来の目標が明確です。
単に仕事をこなすだけでは、進歩がありません。
時間のムダ使いですし、非常にもったいないことです。
新卒で入社した会社に定年までいられる可能性は、とても低くなってきています。
今の会社で働く目的や、将来の目標を持ちながら、他の会社に転職しても、同じように輝ける自分になることが大切なのではないでしょうか。
仕事が速い人とは、速くこなすだけではないのですね。
【おまけ】〈仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣〉という本についても載せています。仕事は、ミスをしてもいけません。
「ブックレコメンド」にレビューを載せていただきました。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ