作家であり、僧侶でもある草薙龍瞬さん著書の【反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」】を読みました。
この本の感想・レビューをお伝えします。
ブッダは「仏陀」とも呼ばれる仏の悟りを開いた人です。
「仏教」というイメージが強い人ですが、ブッダはメンターであり、彼が説いたメンタルトレーニングについて、わかりやすく書かれた本です。
Kindle Unlimitedを利用して読みました。
「Kindle Unlimited」については、下をご覧ください。
ポピュラー・ハイライトをしている人が、とても多い本です。
ブッダの教えって、メンタルトレーニングなんですね。
もくじ
「反応しない練習」 感想・レビュー
【反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」】の感想・レビューは、
- 「ブッダ」は、お釈迦様を指す固有名詞ではない!
- 「反応しないこと」がどんなことが理解できる
- 「反応しない」ためには感情の理解が大切
では、1つずつ説明していきますね。
「ブッダ」は、お釈迦様を指す固有名詞ではない!
「ブッダ」と言えば、「お釈迦様」そして「仏教を開いた人」と連想する方は多いのではないでしょうか。
しかし、
☓ ブッダ=お釈迦様
ではなく、
○ ブッダ≠お釈迦様
だと始めて知りました。
ブッダ”とは、「正しい理解をきわめた人」という意味です。「目覚めた人」「覚者」とも呼ばれています。
「反応しない練習」より
「ブッダ」は、お釈迦様という、仏教の教えを説いた人を指す固有名詞ではありません!
Wikipediaにも、きちんと書かれています。
ブッダ(「仏陀」は漢字による音写の一つ)という呼称は、インドでは仏教の成立以前から使われていた。釈迦が説いた原始仏教では、仏陀は「目覚めた人」を指す普通名詞であり、釈迦だけを指す固有名詞ではなかった。
Wikipedia「ブッダ」より一部抜粋
ブッダは普通名詞です!
仏教徒には当たり前かもしれませんが、私は初めて知りました。
ブッダとは、お釈迦様のことではありません!
ですから、この本に書いてあることは、仏教徒でなくても実践できます。
「反応しないこと」がどんなことが理解できる
「反応しないこと」と聞くと、どんな出来事を思い浮かべるでしょう。
- 後ろから来た人がぶつかったけど、あやまらずに通り過ぎた
- レジに並んでいたら、横入りされた
- キャッチセールスに声をかけられた
などのトラブルに巻き込まれても、反応せずに終わらせることでしょうか。
それも正解ですが、この本の「反応しない」は少し違います。
あらゆることに「反応しない」ようにするのがブッダの教えです。
何事にも反応しないようにすれば、迷いや悩みがなくなります。
このことが、本にくわしく説明されています。
何事にも反応しないようにすれば、迷いや悩みがなくなります。
「反応しない」と言われても、人間なので無反応ではいられません。
反応しないためには、どうしたらよいのでしょうか。
「反応しない」ためには感情の理解が大切
「反応しない」ために、今の自分の感情を理解しなければなりません。
- 優越感
- 無力感
- 怒り
- 悲しみ
など、私達は、いろいろな感情があります。
(「喜び」のような前向きな感情もありますが、この本はネガティブな感情について解説しています。)
今感じている感情が何なのか、頭の中をスッキリさせて理解する、そして反応しない訓練を続けることが大切です。
感情の理解に大切なのは、冷静に判断できる心を持ち続けること。
感情で自分が揺れ動くことなく、常に冷静でいることです。
自分の感情が揺れ動く瞬間が来たら、まずは落ち着きましょう。
今の感情を理解して、反応しない訓練をすることが大切。まずは落ち着きましょう。
次は、「反応しない練習」を読んで、私が身につけた1つの練習方法を紹介します。
「反応しない練習」を読んで、スマホデトックスを意識
もともと長時間スマホを見続けるタイプではないのですが、今まで以上に、スマホデトックスを意識するようにしました。
今は「歩きスマホ」が問題になっていますが、正直あれは「テキトーに反応している」だけなので、「つい反応」「つい妄想」という心のクセを強化してしまうはずです。
「反応しない練習」より
スマホが知らせるSNSの投稿や情報の数々・・・。
必要な情報もあるのですが、あまり必要でない情報も教えてくれます。
必要ない情報は、アプリで極力「設定しない」ようにしているのですが、どうしても不要な情報も入ってしまいます。
自分にできる対策は「スマホを見ない時間を作る」ことではないかと考えました。
スマホから離れる時間を作り、余計な情報を入れないようにしています。
いらない情報のおかげで、自分の感情が振り回されることを減らすことができるのではないでしょうか。
まとめ
- 「ブッダ」は、お釈迦様を指す固有名詞ではない!
- 「反応しないこと」がどんなことが理解できる
- 「反応しない」ためには感情の理解が大切
「反応しない」とは、心と向き合うこと。
情報が多い現代社会では、難しいことかもしれません。
だからこそ、反応しない練習を、意識して続けることが大切なのではないでしょうか。
できることから始めると、いつの日か変化に気がつくかもしれません。
反応しない練習は、毎日の積み重ねですね。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ