森永卓郎さん著書の「書いてはいけない」を読みました。
この本の感想・レビューをお伝えします。
前作に「ザイム真理教」という本がありましたが、「書いてはいけない」が後で書かれた本なのですね。
知りませんでした・・・。
前作に引き続きベストセラーだそうです。
事実を元に、森永卓郎さんが推測した結論は、かなり衝撃的です。
しかし、衝撃的な結論よりも、もっと大切なことがあるな、と感じました。

情報が多すぎる今だからこそ、大切なことがあります。
「書いてはいけない」森永卓郎著 感想・レビュー

「書いてはいけない」の感想・レビューは、
- 「すでに知っているよ」「そうだろうと思っていた」「ええ、知らなかった!」の3本立て
- 自分軸を持つことはとても大切なこと
では、1つずつ説明していきますね。
「すでに知っているよ」「そうだろうと思っていた」「ええ、知らなかった!」の3本立て
本に書かれている内容は、主に次の3つです。
(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件
「書いてはいけない」より
(2)については、前作「ザイム真理教」の方がくわしく説明されています。
専門用語が出てきますが、きちんと解説がありました。
100%理解できなくても、ざっくり理解できれば、読む意味がある1冊です。
(3)については、若い方はリアルタイムで知らない方も多いでしょうね。
「昔あった事故でしょ。テレビで見たことあるよ」くらいの認識は、お持ちなのではないでしょうか。
本を読むと(1)(2)(3)については、
- 知っているよ。テレビで伝えられている内容だよね。
- テレビで聞いて、そんなことだと想像していたよ。
- ええ!全然知らなかったよ!
の3つがありました。
「知っているよ」が80%の人もいれば、「全然知らなかったよ!」が80%の人もいるかもしれません。
しかし、だいたいこの3つの感想を持つ方が、ほとんどのような気がします。
私は、この3つが同じくらいのバランスでした。
こういう人も多いはずです。

「知っているよ」「想像していたよ」「知らなかったよ」の3本立てです。
森永さんなりの結論が、かなり衝撃的です。
事実に基づいた、彼なりの結論を述べています。
結論ばかりに目を奪われがちですが、私のような凡人ができることが、1つだけあるな、と同時に考えました。
自分軸を持つことはとても大切なこと
森永卓郎さんは、報道を発信する側の人です。
私は、発信された情報を聞くだけの人です。
「いやいや、誰でもSNSを使って、情報発信ができるよ。」と言われそうですね。
でも、私は報道関係者ではありませんし、世界中で起こった事件や事故を伝えることはできません。
ただ伝えられた情報を100%信じるだけではなくて、「本当にそうなのかな」と自分軸で考えてみることが、必要ではないでしょうか。
もちろん、人によって思うことや想像することは違います。
違うことは当たり前です。
みんな違って当たり前。
ただ与えられた情報を100%信じることも、疑ってみることも同じくらい必要な気がするのです。
これが、私のような凡人にできる1つだけのことです。

与えられた情報を、自分軸で読み取ることは、私でもできることです。
現在は、情報過多と言われています。
スマホが普及したおかげで、便利が増えたメリットと、情報が多すぎて頭と心が疲れるデメリットがあります。
だからこそ、「本当にそうなのかな」と自分軸で考えることが必要なのです。
入ってきた情報を100%信じることは、簡単ですし、自分が楽ですよね。
そうではなく、本質を読み取る力は、今後ますます必要な能力になってきます。

与えられた情報を、自分軸で読み取る力は、今後ますます重要です。
AIが本格的に普及してくると、事実かフェイクか、ますますわかりにくくなってくるかもしれません。
これまで以上に、自分軸で報道を読み取る力が必要になりそうな気がします。
「書いてはいけない」は、いくつかの事実を重ね合わせた末の結論が述べられています。
報道を伝える側の人でない私が、これだけの事実に出会うことは無理です。
でも、森永さんのように、事実を重ね合わせて、自分なりの結論を導き出し、今後に活かすことはできるはず。

自分なりの結論を出すことは、ニュースで騒がれている事件や事故だけではありません。
毎日の生活で起こる日常生活でも、自分なりの結論を出して行動する方が、流されて動いているだけよりも、しっかりと自分の足で生きられます。
私も森永さんのように、しっかりと自分軸を持って生活していたいな、と考えました。

私も自分軸をしっかり持ちたいです。
【おまけ】前作「ザイム真理教」も載せています。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ