コメンテーターの森永卓郎さん著書の「ザイム真理教」を読みました。
この本の感想・レビューをお伝えします。
ベストセラーの本だそうです。
内容が難しくて、理解できないのではないか、と少し不安になりましたが、全部を読み終わることができました。
現在は、がんの治療をされているとか。
またお元気な姿を見たいものです。
難しそうだから・・・と敬遠しなくても大丈夫です。
もくじ
「ザイム真理教」森永卓郎著 感想・レビュー
「ザイム真理教」の感想・レビューは、
- 森永卓郎さんの経歴が理解できる
- 「森永卓郎」「ザイム真理教」の言葉に心がざわつく人におすすめ
- Kindleのハイライトがたくさん
- 100%理解できなくても大丈夫
では、1つずつ説明していきますね。
森永卓郎さんの経歴が理解できる
森永卓郎さんを知ったきっかけは、ニュース番組やワイドショーだった方が多いのではないでしょうか
私もそうです。
テレビに出るまでの経歴は、あまり知られていません。
大学を卒業後、会社員として働かれていた頃が描かれています。
この頃の出来事が、今の森永さんを作ったのかもしれません。
普通の一般企業とは少し違う会社でした。
会社にいる時間が長くなると、考え方や社風が身についてしまいます。
その結果、同じ会社にいる人は、同じような考えや振る舞いをするようになってしまうのです。
会社にいる時間が長くなると、個人の考えが会社の考えと同じになってしまうのですね。
同じ会社の人と同じ考えを持つことが、よくないわけではありません。
森永さんの場合は、100%会社に染まらなかったせいで、現在の活躍ぶりがあるように感じました。
「森永卓郎」「ザイム真理教」の言葉に心がざわつく人におすすめ
- 森永卓郎
- ザイム真理教
という言葉に心がざわつく人
心がざわついた方は、あなたが思い描いている内容が本に書かれていると判断して、ほぼ間違いありません。
森永卓郎さんの姿を見ると、チャンネルを回す手が止まる方、ついつい話を聞いてしまう方には、特におすすめです。
「ザイム真理教」とは、彼が作った言葉ではないようです。
しかし、この本を読む限り、ふさわしいタイトルは「ザイム真理教」です。
宗教の本ではありません。
あくまでも例えです。
ご自身や家の宗教・宗派を気にせず、興味がある方なら、どなたが読んでも大丈夫です。
「ザイム真理教」とは何なのかを理解できる本です。「うちは仏教だから読めない」と思う必要はありません。
自分も、もしかするとザイム真理教信者になっているかもしれない、と、思いながら読み進めると、新しい発見ができそうです。
森永卓郎さんのコメントが「私の考えとあう気がする」と感じているなら、読んで損はしないはずです。
「私の考えとあう気がする」と感じている人が、たくさん読んでいることは、Amazon Kindleで読むと、とてもよくわかります。
Kindleのハイライトがたくさん
この本の重要な一文に、たくさんのハイライトがありました。
ずっと周りからチヤホヤされて、自分の一言で、思う通りに人が動く経験を重ねていくと、やがて人間は、自分が全知全能の神であると勘違いしてしまう。そこにザイム真理教の源流があるのだ。
「ザイム真理教」より
この文章に100人以上もの人が、ハイライトをしていました。
これだけの人が同じ場所をハイライトしている本は、なかなかありません。
同じ文章が大切だと感じている人が、いかに多いかを表しています。
「Kindle端末のハイライト」については、別で説明しています。
同じ場所にハイライトが多いということは、森永さんなりの視点や考えに共感している人がたくさん読んでいるということ。
彼のコメントに共感している人が、(私を含めて)たくさん読んでいる本だということが、ここでもわかります。
100%理解できなくても大丈夫
本の内容が難しくて、理解できないのではないか、と少し不安になりつつ読みました。
「財政均衡主義」「通貨発行益」などと難しい言葉がたびたび登場します。
本の中で解説されていますし、もし理解できなければ、ネットで調べながら読み進めることができます。
しかし、内容を100%完璧に理解できなくても、ざっくりと理解できれば、この本を読む価値は十分にあります。
あとがきには、森永さんの思いがしっかりと書かれています。
100%理解できなくても、本を読む意味は十分にあります。
気負う必要はありません。
森永卓郎さんが一大決心をして書き上げた本です!!
お元気になられる日が来ることを楽しみにしています。
【おまけ】この次に出版された「書いてはいけない」も載せています。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ