「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」という本を読みました。
著者は「しんめいP」さんです。
この本の感想・レビューをお伝えします。
「自分とかないから」という今風の言葉と「教養としての東洋哲学」というサブタイトルが合わないな、と感じて手が伸びなかったのですが、知り合いが「面白い」と話していたので読みました。
思わず笑ってしまう1冊です。
電車で読まない方がいいかもしれません・・・。

タイトル通り「自分とかないから」、な本です。
「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」感想・レビュー

「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」の感想・レビューは、
- 「哲学って難しい・・・」と思う人にこそおすすめ
- 「人は宇宙の一部」と言われるのはなぜか、が理解できる
- 東洋哲学のインド・中国・日本での違いが理解できる
- ある小説を思い出す
では、1つずつ説明していきますね。
「哲学って難しい・・・」と思う人にこそおすすめ
哲学って難しそうですよね。
私も「哲学」と書いてある本のタイトルを見ると、読みたいとは思いません。
ところが「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」は、著者のしんめいPさんが、初めて東洋哲学に触れて理解を深めるまでを書いています。
本が分厚いのですが、文字が大きくて(特に驚いた場面は、大きく太文字)想像よりは早く読めるはずです。
哲学を語る本ではなく、著者が東洋哲学を理解するまでの実況エッセイ本です。
著者と同じ視点で読み進めることができます。
「哲学って難しそう」と避けていた方にこそ、おすすめしたい1冊です。
ただし東洋哲学に限ります。
西洋哲学については書かれていませんので、ご注意ください。

「哲学って難しい・・・」と思う方にこそ、おすすめしたい1冊です。
文の途中で、イラストがたくさん使われています。
専門のイラストレーターが書いたイラストではなく、著者がフリーイラストを使ったり、AIで描いたイラストを使ったりしています。
これも斬新ですよね。
「人は宇宙の一部」と言われるのはなぜか、が理解できる
「人は宇宙の一部」と聞いたことがありますか?
東洋哲学の考え方だそうです。
この本は、著者が過去の偉人たちの教えを理解し、なぜ「人は宇宙の一部と言われるようになったのか」を語ります。
偉人たちの教えを、しっかりと理解できなくても大丈夫。
なんとなく流れがわかれば、「自分とかないから」の意味が理解できます。
「人は宇宙の一部」が、「自分とかないから」に行き着くまでを楽しんで、気を楽にして読んで下さい。

過去の偉人たちの「人は宇宙の一部」の教えが、「自分とかないから」に行き着くまでを理解できます。
東洋哲学と聞くと、古代中国のイメージがありますが、(私はそうでした)伝わる途中で変化していることは、ご存知でしたか?
東洋哲学のインド・中国・日本での違いが理解できる
東洋哲学は、インド・中国から日本へ伝わったと言われています。
3つの国で内容が同じではなく、それぞれの国で違いがあります。
インドと中国で違いがあるし、後に伝わった日本でも違いがあります。
この違いも理解ができます。
しっかりと理解できなくても大丈夫。
なんとなく違いがわかれば、「自分とかないから」となぜ言っているのか、が理解できます。

東洋哲学のインド・中国・日本の違いが理解できます。
このエッセイを読み進めるにつれ、1つの小説を思い出しました。
ある小説を思い出す
「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」を読み進めて、ある小説を思い出しました。
エッセイと小説の違いはありますが、言おうとしていることが似ている気がします。
「生殖記」は、主人公の体の一部が語るエッセイのような小説です。
「生殖記」が哲学的なのかもしれません。
どちらも「自分とは何なのだろう?」がテーマになっているような気がして、この2冊は似ているな、と感じました。
「生殖記」が読めたら、この本も読めるのかもしれません。
「生殖記」のレビューはこちら
東洋哲学と聞くと、インドのブッタや中国の老子・荘子が思い浮かびます。
ものすごく頑張った人たちに思えますが、「今で言うと◯◯みたいな人だ」などと、わかりやすく解説してくれます。
今を生きる私たちとは違いがあるかもしれませんが、どこかで私たちとつながっているかもしれないな、と過去の偉人たちに親しみがわく1冊です。

昔も今も、人は変わらないのかも・・・。
〈おまけ〉しんめいPさんが文中でおすすめしている【反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」】も載せています。










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