「PRIZE(プライズ)」村山由佳(文藝春秋)感想・レビュー

「PRIZE(プライズ)」村山由佳感想・レビューアイキャッチ

村山由佳さん著書の「PRIZE(プライズ)」を読みました。

この本の感想・レビューをお伝えします。

文藝春秋から出版されていて、これにも理由がありそうな小説です。

本屋大賞受賞歴あり、原作のドラマ化や映画化も多数ある売れっ子小説家が、直木賞を取りたい!と奮闘する物語です。

2026年本屋大賞ノミネート作品です。

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あきぶどうのハートの吹き出し
あきぶどう

面白い!という人が多い小説です。

「PRIZE(プライズ)」のあらすじは?

トロフィーの写真

「PRIZE」のあらすじは、こう書かれています。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。それなのに、直木賞が獲れない。文壇から正当に評価されない。私の、何が駄目なの?……何としてでも認めさせてやる。全身全霊を注ぎ込んで、絶対に。

「文藝春秋BOOKS」より一部抜粋

直木賞って、本屋大賞よりすごいの?どっちも聞いたことあるくらい有名な賞だし、どっちでもいいじゃん!と思いますよね。

確かに本屋大賞と直木賞は、どちらも小説の賞で、知名度が高いですが、成り立ちが違います。

本屋大賞と直木賞の違いを知ってから読み始めた方が、絶対に楽しく読めるはず。

  • 本屋大賞・・・書店員の一般投票で決定。年1回
  • 直木賞・・・プロの作家たちが選考委員となり、密室で決定。年2回

本屋大賞は一般の書店員の投票で決まるのに対して、直木賞はプロの選考委員たちの話し合いで決める賞です。

天羽カインさんは、「書店員には認められた。とは言えプロの作家に認められてこそ一人前」と考えたのでしょう。

受賞の写真

では、「PRIZE」の感想・レビューをお伝えしていきますね。

「PRIZE」感想・レビュー

トロフィーの写真

「PRIZE」の感想・レビューは、

  • 映画化・ドラマ化したら面白そう
  • 出版業界が少し理解できる
  • 作家と担当編集者の距離感が理解できる
  • 予想できない結末にびっくり!

では、1つずつ説明していきますね。

映画化・ドラマ化したら面白そう

「PRIZE」の主人公、天羽カインは超一流の女性作家。

見た目は決して地味ではなく、華やかな雰囲気の作家さんです。

華やかな主人公、カインに寄り添う編集者、彼らを取り巻く出版業界・・・。

「これ、映画かドラマにしたら面白そう」と率直に感じました。

映画鑑賞をするカップルのイラスト

映画かドラマにしたら、とてもおもしろそうです。

作家と編集者を取り囲む出版業界の裏事情もくわしく書かれており、興味深い内容です。

出版業界が少し理解できる

「PRIZE」を読むと、出版業界の裏事情が少し理解できます。

出版業界は、普段関わりがないとイメージしにくい業界です。

  • 作家と出版社の関係
  • 作家と(出版社ごとにつく)担当編集者との関係
  • 出版社と書店の関係
  • 書店がサイン会をやるまでの過程

など、なんとなく疑問に思っていたことが理解できました。

編集者のイラスト

出版業界のことが、少し理解できました。

特にくわしく描かれているのが、作家と担当編集者との深い関係です。

作家と編集者の距離感が理解できる

作家と担当編集者の関係って想像できますか?

なんとなく、締め切り間際の作家の自宅へ編集者が押しかけ、「早く仕上げて下さい。」などと言い、作家の横に座る姿が浮かびます。

実際はそれだけではありません。

  • 新作の執筆中はもちろん、執筆前・執筆後もサポートをする
  • 作品が仕上がったら、文章を読み直し添削をする
  • 本の発売前に、本屋に営業をかける
  • 本が発売されても、本屋に営業活動を続ける
  • サイン会に同行する
  • 作品を書いていない時も、様子伺いをする

などなど、とにかく担当作家を支え続けます。

売れっ子作家で、いくつもの出版社から本を出版しているなら、担当編集者の数も増えます。

天羽カインは売れっ子なので、担当編集者が数人登場します。

作家と編集者との関係は、こんなにも近いのだな、と理解できました。

仲良しの女の人のイラスト

作家と編集者との距離の近さが理解できます。

天羽カインは、1つの出版社の担当編集者と特に親しくなり、公私混同・一心同体の関係にまでなってしまいます。

そして直木賞を目指し、作品を仕上げます。

その結末は・・・かなりびっくりです。

予想できない結末にびっくり!

「PRIZE」は、主人公の作家、天羽カインが直木賞を目指して切磋琢磨する物語です。

「直木賞を取れるのか?」とハラハラしながら読み進めていくことになりますが、その結末は意外な方向に進みます。

この結末に驚きました。

驚く女の人のイラスト

予想できない結末に、かなり驚きます。

予想できない結末とは何なのか、どんな結末を迎えるのか・・・それは本を読んで体験してください。

驚いているあきぶどうの吹き出し
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