瀬尾まいこさんの著書「ありか」を読みました。
この本の感想・レビューをお伝えします。
2026年本屋大賞ノミネート作品です。
「ありか」のあらすじは、シングルマザー美空と、小学校入学直前の娘ひかりの毎日を描いたほっこりストーリー。
美空の義理の弟、義理の弟の恋人男性、話しやすいママ友、美空の母親など、人とのつながりを丁寧に描いた小説です。
人とのつながりって素敵だなあ、と感じずにはいられませんでした。
瀬尾まいこさんの小説は読みやすいので、読書の習慣がない方、久しぶり読書のリハビリ本にもおすすめです。

ほんわかした表紙のような、あったか小説です。
「ありか」感想・レビュー

「ありか」の感想・レビューは、
- 人の優しさ・暖かさが心に染みわたる
- 母親に屈しない主人公の強さに感動
- 身近な人の優しい言葉を大切にしたい
- 人生、今がよければそれでよし!
では、1つずつ説明していきますね。
人の優しさ・暖かさが心に染みわたる
「ありか」の登場人物は、主人公美空とひとり娘のひかり、義理の弟にあたる颯斗、颯斗と同棲中の男性、美空のママ友、美空の会社の同僚など、とても優しくて温かい人ばかりです。
彼らの優しさや暖かさが、心にじんわりと染み込んできます。
きっと美空が優しくて温かい人物なのでしょう。
瀬尾まいこさんの小説は、よい人ばかりが登場します。
これまでに瀬尾作品を読んだことがある方にとっては、期待を裏切らない1冊です。

最初から最後まで、優しくて温かい小説です。瀬尾作品を読んだことがある方の期待を裏切りません。
大人数ではないものの、周りに味方がいる毎日。
心穏やかな毎日が過ごせそうです。
母親に屈しない主人公の強さに感動
美空の母親は、よい母親ではなかったようです。
今で言う「毒親」でしょうか。
母と娘の間にトラブルが発生します。
それでも美空は母親を思いやっているのですが、颯斗の助言で、母親よりも自分の娘ひかりを優先する選択をします。
もちろん母親を捨ててしまったのではありません。
母親と娘のどちらを優先するか、とは難しい選択ですが、やはり娘を優先するべきなのでしょう。
引っ込み思案な美空が、はっきりと自分の意見を母親に伝えるラストは、圧巻です!

引っ込み思案の美空。毒親の母より、娘のひかりを選択し、はっきりと母に「NO」を突きつけます。
周りの人にアドバイスをもらい、最後は自分で考えて選択していく美空が素敵だな、と感じます。
身近な人の優しい言葉を大切にしたい
「ありか」は、美空とひかりの味方でいる人(母親以外)たちとの日々を描いています。
もしかしたら美空とひかりを否定的に見る人がいるかもしれません。
しかし、味方も確実に存在しています。
物語には、美空とひかりを否定的に見る人は出てきません。
安心して読めます。
あなたの周りの人たちは、みんなが味方になってくれる人でしょうか?
もしかしたら、あなたに否定的な人がいるかもしれません。
でも、全ての人が否定的ですか?
味方になってくれる人もいるのではないでしょうか。
あなたの味方になってくれる人、見守ってくれる人の言葉や想いを大切に生きていけばよいのです。
否定的な人の言葉や行為を気にしなくてもよいのです。
物語を読んで、味方になってくれる人たちと日々を過ごしていけばよいのだ、とても強く感じました。

味方になってくれる人の言葉や想いを大切にしていけばよいのでしょうね・・・。
私も、自分の味方になってくれる人たちを大切にして、心地よく生きていこうと考えました。
自分を大切にしないとね・・・。
人生、今がよければそれでよし!
毒親の母親から育てられた子供時代、結婚したもののシングルマザーとなって娘を育てる毎日・・・苦労が多い人生のように見えますが、ひかりにまっすぐな愛情を持って生きている姿は、とても幸せそう。
周囲には味方もいて、穏やかな毎日を送っています。
穏やかな毎日が積み上がると、人生そのものが穏やかになっていきますね。
穏やかに過ごせる人生は、素晴らしいもの。
苦労した時代があっても、今がよければそれでよいのですね。

苦労した時代があっても、人生、今がよければそれでよいのでしょうね。
「ありか」は、話の見せ場がありません。
大きな変化がない日々を描いただけの小説です。
大きな変化がないからこそ、美空の娘への愛情が光り、輝きを放っています。
言い換えれば、最初から最後まで注がれる娘への愛情全てが見せ場かもしれません。
裕福でなくても娘に愛情をたっぷり注いで、周りにいる味方を大切に生きていく・・・それは素晴らしいことなんだな、と強く思える1冊です。

自分を大切にするなら、自分を大切にしてくれる人と過ごすことです!
【瀬尾まいこさん著書レビュー】











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