「和菓子のアン」は、坂木司さん著書の人気シリーズです。
登場する和菓子がたくさんあり、和菓子の知識が自然と身につきます。
出てくる和菓子のおいしそうな描写に、思わず買いたくなるかもしれません。
さらに主人公「アン」の成長ぶりも体感できるお仕事小説でもあります。
マンガもあります。

気持ちが明るくなる小説です。
まず、このシリーズの読む順番を説明していきますね。
「和菓子のアンシリーズ」の読む順番は?

「和菓子のアンシリーズ」は、これまで4冊発売されています。(2025年7月現在)
①②③は文庫本、④は単行本のみです。
発売順に読めば、筋を追って読めます。
発売順は次の通りです。
- 和菓子のアン(2010年4月単行本発売)
- アンと青春(2016年3月単行本発売)
- アンと愛情(2020年10月単行本発売)
- アンと幸福(2023年10月単行本発売)
主な登場人物は、4冊全てでほぼ同じです。
時系列にストーリーが進むので、必ずこの順番で読んでください。
主人公と一緒に前向きな気持ちになれるお仕事小説です。
ビジネス本や難しい本を読んだ後で優しい雰囲気の本を読みたい方や、久しぶり読書のリハビリ本としてもおすすめです。

主人公「アン」と一緒に前向きな気持ちになれるお仕事小説です。
では、「和菓子のアンシリーズ」の感想・レビューを説明していきますね。
「和菓子のアンシリーズ」感想・レビュー

「和菓子のアンシリーズ」の感想・レビューは、
- アンと一緒に成長できる
- 和菓子の知識が身につく
- 和菓子は日本の文化が根付いている
- 気になった文章あり!
では、1つずつ説明していきますね。
アンと一緒に成長できる
「和菓子のアン」シリーズの主人公は、高校卒業後に、アルバイト店員として、デパ地下和菓子店「みつ屋」で働く通称アンこと杏子です。
アルバイトとは言え、学生ではなく、いわゆるフリーター状態。
アンは「どうせバイトだし・・・。」という気持ちでなく、会社員と同じ気持ちで仕事をこなします。
最初は受け身で仕事をこなす日々でしたが、和菓子の文化や、それを取り巻く日本の文化に興味を持ち、図書館や大学の勉強会に参加するほど、その世界にのめり込んでいきます。
私も新社会人の頃は、それなりに熱心に仕事に取り組んでいたはず、と遠い昔を思い出してしまいました。

和菓子の世界にのめり込んでいくアンがまぶしく、自分の遠い昔を思い出してしまいます。
若くない世代の方は昔を思い出しつつ、若い世代の方は前向きで勉強熱心なアンを見習ったり共感したりしながら読めます。
和菓子の知識が身につく
「和菓子のアン」は、シリーズを通して、たくさんの和菓子の豆知識が散りばめられています。
私って日本人なのに意外と和菓子のことを知らないな、と痛感させられました。
和菓子は、これまでの日本の行事や文化、気候(特に四季の変化)によって食べられるようになったものがほとんどです。
和菓子を知ることが、日本を知ることにつながります。
あなたが何気なく食べているあの和菓子も、なぜそれができたのか、いつ頃から食べられているのかを知ると、今までとは少し違う気持ちで食べられるかもしれません。

何気なく食べている和菓子の知識が身につきます。
日本の文化に古くから根付いた和菓子。
あまり知らない和菓子の知識が身につきます。
和菓子は日本の文化が根付いている
あなたは、和菓子と洋菓子のどちらを食べる機会が多いですか?
洋菓子は華やかで豪華なイメージ、和菓子はヘルシーだけど地味なイメージがありますね。
洋菓子は、日本の文化に根付いたお菓子ではありません。
だから洋菓子と言うのでしょうね。
洋菓子は、見た目の豪華さや華やかさで、日本で食べられるようになったものがほとんどではないでしょうか。
一方和菓子は、古くからの日本の文化に根付いたものが多いのです。
古くからある和菓子の方が、華やかさで食べられるようになった洋菓子とは違い、日本の文化が根付いているのだと感じました。
もちろん洋菓子も、遠い海外の国や地域ではあるものの、そのお菓子が生まれた文化や背景があるはずですよね。

和菓子は日本、洋菓子は海外の国に根付いたお菓子です。どちらも、その国の行事や文化に根付いています。
和菓子とは関係ないのですが、高校時代からのアンの友人が言ったセリフに、はっとしたので載せておきますね。
気になった文章あり!
アンの高校時代からの友人が、こんなことを話していました。
「ちゃんとした情報を知りたいなら、やっぱり本だよ。」二人が言うには、ネットの情報は誰でも書き込めるけど、本は出版社で何人ものチェックを受けて、書いてあることに確認をとってから世に出ている。
「アンと友情」より
ネットの情報が間違っているとは言いませんが、出版社がきちんと証拠をつかんだ情報は間違いがありません。
特に個人で発信している情報は、(このブログも含めて)間違っている可能性がないとは言い切れません。
手っ取り早いネットだけでなく、本も読むようにしたいものです。

ちゃんとした情報を手に入れたいなら、本を読んだ方いいそうです。
「和菓子のアン」シリーズは、日本古来の和菓子をテーマにしたお仕事小説です。
洋菓子を作るパティシエが主人公のお仕事小説は多いですが、和菓子がテーマのお仕事小説は少数ではないでしょうか。
和菓子好きはもちろん、日本文化が好き、そうではないけど和菓子小説に興味がある方におすすめのシリーズです。

和菓子の世界に、くわしくなる小説です。
【おまけ】同じく坂木司さん著書の「ショートケーキ。」も載せています。









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