「ほどなく、お別れです」は2026年2月に映画化されました。
メインキャストは浜辺美波さん・目黒蓮さん。
旬のお二人が出演される話題作です。
映画の主題歌は手嶌葵さんの「アメイジング・グレイス」で、作品を彩る素敵な歌声。
ここでは、映画の原作小説シリーズ「ほどなく、お別れです」の感想・レビューをお伝えします。
文庫本で販売されており、一気買いをしても、お財布に優しいですよ。
漫画もあります。

一度は泣けます。
まず、このシリーズの読む順番を説明していきますね。
「ほどなくお別れです 小説シリーズ」の読む順番は?

「ほどなく、お別れですシリーズ」は、続編を含めて4冊発売されています。(2026年3月現在)
発売順に読めば、筋を追って読めます。
発売順は次の通りで、全て文庫本です。
- ほどなく、お別れです
(2022年2月発売) - ほどなく、お別れです それぞれの灯火
(2023年3月発売) - ほどなく、お別れです 思い出の箱
(2025年5月発売) - ほどなく、お別れです 遠くの空へ
(2026年1月発売)
小説のページ数は、どれも300ページ前後。
1冊の中で章に区切られており、少しずつ読みやすいです。
映画を見た・映画を見る前に読みたい、などで興味を持った方の「初めて読書」にもおすすめです。

初めて読書・久しぶり読書にも、おすすめのシリーズです。
では、「ほどなく、お別れですシリーズ」の感想・レビューをお伝えしていきますね。
「ほどなくお別れですシリーズ」感想・レビュー

「ほどなく、お別れですシリーズ」感想・レビューは、
- おくりびと小説だけど、お仕事小説
- 思わず涙が出る場面がある!
- 葬祭業も時代の変化に苦労している
では、1つずつ説明していきますね。
おくりびと小説だけど、お仕事小説
「ほどなく、お別れです」シリーズの舞台は、葬儀会社「坂東会館」です。
東京スカイツリーのそばにある、地域密着型のこぢんまりとした会館。
ここで働く女子大生の美空、いわゆる「おくりびと」が主人公です。
学生アルバイトから正社員となり、お客様(遺族・故人)のために情熱を注ぎます。
若い主人公が社会人となり、切磋琢磨する様子は、葬祭業という特殊な業界ではあるものの「お仕事小説」と言えるでしょう。
お葬式と聞くと、お坊さんが御経を読み上げる場面や出棺の場面が思い浮かびます。
葬儀の準備は、それだけではありません。
葬儀を行うまでには、故人の引取や安置、祭壇のお花の手配や飾り付け、葬儀進行の準備など、事前の作業がたくさんあります。
たくさん準備があるのに、火葬の日までに何もかもをしなくてはならず、時間に余裕がありません。
それでも美空は、少しでもよい葬儀ができるように、遺族や故人のことを第一に考えます。

葬祭会社で働く女性が主人公の「お仕事小説」です。
悲しい場面が多いものの、坂東会館で働く人たちのプライベートにも触れており、共感ポイントがたくさんあります。
思わず涙が出る場面がある!
お仕事小説ではあるものの、葬儀がメインの小説です。
どなたでも思わず涙が出る場面があります。
全体に、とても静かで優しい雰囲気に包まれた小説です。
「自分や自分の家族も、こんな場所で葬儀ができたらいいな」と思えるはず。
「私は絶対泣かない」と自信がある方以外は、ご自宅で読んだ方がよいかもしれません。

思わず泣ける場面が、必ずあります。
「お葬式って、いつの時代でもやるよね。時代の変化とは無縁なはず」と思ってしまいます。
しかし、家族が変化しつつあるこのご時世では、葬儀も変化しているそうです。
葬祭業も時代の変化に苦労している
「ほどなく、お別れです」 シリーズの途中で、大手葬儀会社から中途社員が入社します。
大手葬儀会社と、地域密着型で小さい坂東会館との違いが描かれていました。
やり手の中途社員は、将来も見据えた葬儀のあり方について、坂東会館の経営方針に、たびたび指摘をします。
| 昔の葬儀 | 現在・将来の葬儀 | |
| 人数 | 多い | 少ない |
| 故人の関係 | ・家族 ・親族 ・同僚 ・子供が働く会社の同僚 ・友人 | ・家族 ・親族 |
| 費用 | 多い | 少なめ |
昔の葬儀の参列者は、家族・親戚はもちろん、会社員なら同僚、子供の会社の同僚までもが葬儀の手伝いに行くこともあったそうです。
故人の友人も参列したでしょう。
参列者が多いので、費用もそれなりの金額になります。
核家族化・少子化が進んだ現在の葬儀の参列者は、家族や親族のみ。
親族が遠方だと、参列できる親族さえ限られます。
参列者が少ないと、費用も少なくなります。
家族関係の変化は、葬儀の変化につながります。
葬儀会社も、家族の事情を考慮せざるを得ません。
葬儀も変化しています。
これからの葬儀のあり方も理解できる小説です。

家族の変化で、お葬式も変化している今日この頃。これからの葬儀のあり方も理解できます。
もしも、あなたの家族や親族が葬儀をする時に、どうするか考えたことはありますか。
今までになかったとしたら、考えるきっかけになる物語かもしれません。
坂東会館のような場所で、優しい心のこもったお見送りができたらいいな、と考えました。
人は亡くなったらおしまい・・・ではありません。
亡くなった人の生き方は、後世も生き続けますし、家族や親族の心の中でずっと生き続けることでしょう。

亡くなった後も、誰かの心の中で行き続けるんですよ。きっと!
【長月天音さん著書レビュー】
【おまけ】ワールドワイドな葬儀会社の配信ドラマ「エンジェルフライト」も載せています。











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