電子書籍リーダーとタブレットは、何が違うのでしょう?
見た目はどちらもよく似ています。
両者には、どんな機能があるのでしょう。
また、読書をするなら、どちらが適した読みやすい端末なのか、も説明していきます。

たくさん違うことがあるよ。
電子書籍リーダーとタブレットの違い

電子書籍リーダーとタブレットの違いは、
- 使えるアプリの数
- 目に優しいか
- ピンチアウトできるか
です。
まず、使えるアプリの数について、説明していきますね。
① 電子書籍リーダーとタブレット アプリの数
電子書籍リーダーとタブレットの違いは、使えるアプリの数です。
わかりづらいので、図にしました。

Amazon Kindleや楽天Koboの電子書籍リーダーは、
- Kindle・・・Kindleアプリのみ使える
- Kobo・・・Koboアプリのみ使える
それぞれの会社の電子書籍アプリのみが使えます。
一方、タブレットは、
- Androidタブレット・・・Androidアプリ全て使える
(Kindle・Koboアプリも) - iPad・・・iOSアプリ全て使える
(Kindle・Koboアプリも)
対応しているアプリが全て使えます。
つまり、1台で、KindleアプリとKoboアプリの両方が使えます。
さらに、ネット閲覧や動画視聴など、他にもできることがたくさんあります。
そもそもの機能が、電子書籍リーダーとは違います。
「スマホが大きくなったもの」がタブレットです。
タブレットに適した電子書籍は「honto」があります。
「U-NEXT」も電子書籍があります。

タブレットだけ買えば、電子書籍リーダーはいらないね。

そう思うのは、少し早いよ。
それなら、タブレットだけあればいいんじゃない?電子書籍リーダーは、本を読むだけだから、買う必要ないよね?と思われるかもしれません。
しかし、電子書籍リーダーには、タブレットにはない大きな特徴があります。
この大きな特徴について、説明していきますね。
② 電子書籍リーダーとタブレットの違い 目に優しいか
電子書籍リーダーとタブレットは、画面に大きな違いがあります。
- 電子書籍リーダー:目に優しい
- タブレット:読書に配慮をしていない
電子書籍リーダーは、「目に優しい」画面となっています。
長い時間、本を読むための専用端末です。
そのため、目に負担をかけないように、配慮された作りとなっているのです。
くわしくは、下をご覧ください。
一方、タブレットは、読書に配慮された作りになっていません。
読書以外にも、たくさんの使い道があります。
読書に最も適した端末とは言えません。

目が疲れにくいのが、電子書籍リーダーかあ~。

いちばん大事なことだよ。
さらに重要なことは、ピンチアウトができるかできないか、です。
③ 電子書籍リーダーとタブレットの違い ピンチアウトできるか
本を読んでいると、もう少し文字を大きくしたいな、と思うことが意外とあります。
注釈があったり、小さい文字がある時など。
これにも違いがあります。

「ピンチアウト」とは、これのこと
- 電子書籍リーダー:ピンチアウトできない
- タブレット:ピンチアウトできる
電子書籍リーダーで文字を大きくしたい時は、設定から文字を変えなければなりません。
これだけ文字を大きく見たい、ができないのです。
設定を変えて、再度設定を戻さなくてはなりません。
一方タブレットは、スマホと同じように、ピンチアウトで画面を大きくすることができます。

ピンチアウトって、大事なこと?

老眼がある中高年には、意外と大切。
電子書籍リーダーとタブレットの違いはわかりましたでしょうか。
では、読書に適した端末は、どっちなのでしょう。
電子書籍リーダーとタブレット 読みやすいのはどっち?

読書向けには、どっちが適した端末なのかというと、
- 小説・ビジネス書・ノウハウ本などの文字本
電子書籍リーダー - 漫画・雑誌・写真集などのイラストや写真多めの本
タブレット
です。
読書に最適な端末は、本の種類によって違います。

電子書籍リーダーの一択じゃないのは意外。

そこも含めて、くわしく説明していくよ。
本の種類によって、電子書籍リーダーとタブレットの両方使いが、一番読みやすいです。
では、具体的に説明していきますね。
電子書籍リーダーは小説・ビジネス・ノウハウ本に最適

電子書籍リーダーは、次のような特徴があります。
- 目に優しい画面
- 「小説・ビジネス・ノウハウ本」読書向き
小説やビジネス本、ノウハウ本は、ほとんどが文字ばかりの本ですね。
小さい文字を読み続けます。
これには、目に優しい電子書籍リーダーが向いています。
電子書籍リーダーのAmazon Kindleと楽天Koboについては、別で説明しています。
とはいえ、20,000円オーバーの価格です。
本を読むだけなのに、この金額を払うのは、少し勇気が必要かもしません。
しかし、1台を長く使えば、とてもコスパのよい端末です。
くわしくは、下をご覧ください。
乱暴に扱わずに、大切に使って長持ちさせてください。
きっとよい相棒になってくれます。

目が疲れやすい文字本は、電子書籍リーダーだね。

そうそう。
本は、文字本だけではありません。
漫画や雑誌、写真集もありますね。
文字メインの本ではなく、イラストや写真がメインの本について、説明していきます。
タブレットは漫画・雑誌・写真集に最適

タブレットは、次のような特徴があります。
- スマホと同じピンチアウトができる
- 「漫画・雑誌・写真集」読書向き
漫画は、吹き出しの横に小さい文字があります。
この時にタブレットは、ピンチアウトで、すぐに画面を大きくすることができます。
雑誌は写真が多いです。
電子書籍リーダーは文字を読むのに向いている端末です。
写真が多い雑誌は、タブレットが向いています。
本を読むだけなら、20,000~30,000円くらいの安いもので十分です。

イラストやカラー本は、タブレットだね。

うんうん。
電子リーダーとタブレットの両方を使うのが、おすすめです。
でも2台も買うとなると、価格は数万円にもなってしまいます。
なかなか、手が出ない方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、どっちにしたらよいのでしょうね。
電子書籍リーダーとタブレット 片方買うならどっち?

電子書籍リーダーとタブレットの、どっちか1台だけ買う場合は、
- とりあえず、タブレットだけを買う
- 余裕ができたら、電子書籍リーダーを追加する
がベストです。
タブレットで電子書籍は読めますし、他にもできることがたくさんあります。
しかし、電子書籍リーダーは、本を読むだけしかできません。
カラーも見れません。
書籍を読むための、最初の1台はタブレットです。
お財布に余裕ができたら、電子書籍リーダーも追加購入すればいいでしょう。
中古や格安モデルを買ってもいいかもしれません。
あまり古いモデルだと、ソフトが使えない可能性もあります。
数年前のモデルにしておくことをおすすめします。
Amazonデバイスタブレットの「fireタブレット」は、20,000円台で買えるモデルが多いです。
Kindle用タブレットとして、おすすめです。
くわしくは、下をご覧ください。
無理に2台も買う必要はありません。
私は、何年もかかって、ようやく買いそろえました。
書量や本のジャンルによって、おすすめ端末が違います。
お財布とよく相談して、お気に入りをゲットしてみてください。
まとめ

- 使えるアプリの数
- 目に優しいか
- ピンチアウトできるか
- Kindle・・・Kindleアプリしか使えない
- Kobo・・・Koboアプリしか使えない
- 小説・ビジネス・ノウハウ本読書向き
- Androidタブレット・・・Androidアプリ全て使える
(Kindle・Koboアプリも) - iPad・・・iOSアプリ全て使える
(Kindle・Koboアプリも) - 「漫画・雑誌・写真集」読書向き
電子書籍リーダーは、本を読むだけの専用端末です。
タブレットは、本を読む端末ではありません。
スマホのように、いろんなアプリが使えます。
電子書籍アプリも使えるので、本を読むことができるのです。
読書専用なら、高価なものを買う必要はありません。
20,000~30,000円程度の安いもので十分です。
違いを理解して、検討してください。

高価なものはいらない!

適正価格で買ってください!
電子書籍リーダーとタブレットの違いってあるの?