「考察する若者たち」三宅香帆(php新書)感想・レビュー

「考察する若者たち」感想・レビューアイキャッチ

三宅香帆さん著書の「考察する若者たち」の感想・レビューをお伝えします。

内容は、タイトル通り「考察する若者達」を解説しつつ、現代社会を斬る1冊です。

小さい頃から、スマホやSNSに慣れ親しんでいる現代の若者たち。

彼らは、中年世代より上の人たちと全く違う価値観で生活しています。

中年より上の世代が若い頃は、圧倒的に強いメディアだったテレビや雑誌を見て、みんなと同じドラマや映画を観て、なんとなく流行を理解できました。

ところが現代の若者は、全く違う価値観で生活していることが、よーくわかります。

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驚いているあきぶどうの吹き出し
あきぶどう

昔の若者と、今の若者たちは、全く価値観を持っています!

「考察する若者たち」感想・レビュー

若者たちの写真

「考察する若者たち」の感想・レビューは、

  • 「最近の若者はわからん」と思う人は絶対に読むべき!
  • 「考察する若者たち」だけの話ではない
  • 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」も読んだ方がよい

では、1つずつ説明していきますね。

「最近の若者はわからん」と思う人は絶対に読むべき!

ご家庭や職場で「最近の若者は、よくわからん」とお困りの方も多いでしょう。

お子さんや若手社員と話をしていると「最近の若い人は、自分の若い頃と違いすぎる」と思っていませんか?

実は、これは当たり前なのです。

ITに関する年表を、ググってざっとまとめました。

1995年インターネット機能が搭載された「Windows95」が発売
この後、インターネットが普及
1999年NTTドコモが「iメニュー」を搭載したガラケーを発売
パソコンだけでなく、携帯電話でもインターネットが可能になる
2008年日本でもiPhoneが発売
この後、スマホが本格的に普及
2010年以降Facebook・X・Instagram・YouTubeなどを使う人が増える
この後、若い人を中心にSNSが普及
2022年「ChatGPT」が一般公開
10年もすれば、AIを使いこなす子供(?)が大人になるかも

1995年から30年くらいの間に、ITは生活に欠かせないものになりました。

AIも普及し始めています。

Googleで検索することが、旧世代の行いになる日も近いかもしれません。

30年って長いようですが、人生の長さに例えると、それほど長くはない・・・。

  • 10歳の人は40歳
  • 20歳の人は50歳
  • 30歳の人は60歳・・・

平均寿命を80歳とすると、30年はそれほど長くはありません。

一生の半分以下です。

90歳まで生きたら3分の1です。

30年ほど前は、「IT?何それ?」って時代だったんですよ。

「今どきの若者はわからん」と思うのも無理はありません。

むしろ当然かも。

そんな方にこそ「考察する若者たち」を読んでほしい!

著者の三宅香帆さんは、1994年生まれ。

まだまだ中年世代ではありませんが、「若者」と評して、彼女よりもっと若い人たちの行動パターンを解説しています。

もちろん、彼らの行動にSNSは描かせません。

もはや生命線と言ってもいいくらいです。

インナーヘアーカラーの女の人のイラスト

1994年生まれの三宅香帆さんより、もっと若い人たちを解説しています。

この本は、単に考察する若者だけを解説しているのではありません。

「考察する若者たち」だけの話ではない

「考察する若者たち」は、ただ考察する若者だけを解説しているのではありません。

確かに、第1章では考察する若者達を解説していますが、もっと広く若者たちを解説しています。

  • 第1章:批評から考察へ
  • 第2章:萌えから推しへ
  • 第3章:ループものから転生ものへ・・・

「考察する若者たち」目次より一部抜粋

などなど、いろんな角度で現代の若者たちを解説しています。

読み進めるにつれて、「今どきの若者って、こうですよ」と結論づけてくれます。

「ああ、確かにそうだ!」と納得の結論です。

なるほどと納得する男の人のイラスト

読み進めると「なるほど、確かにそうだ!」と納得の結論が出てきます。

「考察する若者たち」の結論は、三宅香帆さんの過去作「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の結論に近いのでは、と感じました。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」も読んだ方がよい

三宅香帆さんの過去作に「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」があります。

2025年に新書大賞を受賞した大ベストセラーです。

タイトルだけでも聞いたことがある方は、多いはず。

「なぜ・・・」は、読書をテーマに過去と現在を比較して、ある結論を出しています。

「考察する若者たち」と全く同じではありませんが、よく似た結論に結びついているように感じました。

著者が同じなので、よく似た結論は当たり前かもしれません。

どっちかを読んで納得した方は、もう片方も読むと、どっちも共感できるはずです。

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の感想・レビューはこちら

アドバイスをする女の人のイラスト

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」もおすすめです。

 1994年生まれの三宅香帆さんが言う若者とは、小さい頃から身近にスマホがあり、スマホを持ち始めると同時にSNSを使い始めた人たちです。

30年前に「IT?何それ?」だった頃に若者だった世代とは、価値観が違い過ぎて当たり前。

SNSを使い慣れた今の若者たちが、30年後にAIを使いこなす今の子供達を見て、「今どきの若者はわからん」と思うかもしれません。

きっと思うのではないか・・・。

「今どきの若者はわからん」とは時代を超えて永遠に言われ続けている、とよく言われますが、「考察する若者たち」を読むと、現代の若者の思考や行動パターンが理解できます。

お困りの方は、ぜひ!

泣いているあきぶどうの吹き出し
あきぶどう

数十年前は、私も「今どきの若い子は・・・」と言われてたしな・・・。

【おまけ】同じく三宅香帆さん著書【「好き」を言語化する技術】【「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか】も載せています。

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