三宅香帆さん著書の【「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない】を読みました。
この本の感想・レビューをお伝えします。
三宅香帆さんと言えば文芸評論家でもあり、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の著者でもあります。
「推し」ほどの強い気持ちでなくても、好きなことを言語化するノウハウを教えてくれる1冊です。
ブログ、SNSなどで自分の気持ちを伝える技術は必須です。
【「好き」を言語化する技術】感想・レビュー
【「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない】の感想・レビューは、
- 「推し」と「ファン」の違いをやっと理解できた
- 「推し」と自分との向き合い方も理解できた
- SNSとの付き合い方も教えてくれる
では、1つずつ説明していきますね。
「推し」と「ファン」の違いをやっと理解できた
あなたは「推し」と「ファン」の違いを正しく理解できていますか?
私は理解できていませんでした。
「ファン」よりもっと強烈な気持ちを持つ人を「推し」だと理解していたのです。
「推し」だけではなく、「担当」もありますね。
ここまで来ると、おばさんはよくわからんのです。
この本を読んで、やっと「担当」の意味も理解できました。
「推し」と「ファン」の違いを、やっと理解できました。
ただのファンでは収まりきれず、同じ推しの人とSNSでつながりたい、ブログに書きたいなど、何か行動を起こしたい方に超おすすめの1冊です。
もちろん「推し」は、歌手やアイドルに限りません。
「推し」はなんのジャンルでも大丈夫です。
【「好き」を言語化する技術】より
と、はっきり冒頭で三宅香帆さんもおっしゃっています。
「推し」とは、自分が好きな有名人(恋愛対象になり得ない人でYouTuber、インフルエンサーなども)、物体(本、インテリア、車など)、スポーツ、趣味などを全て含んでいます。
ここまで含めると、ほとんどの方は、推しを何か1つでもお持ちではないでしょうか。
なので、ほとんどの方におすすめできる1冊とも言えます。
あこがれの有名人や、気分転換ができる趣味は、毎日を元気にさせてくれますね。
そして、推しと自分の向き合い方も理解できました。
「推し」と自分との向き合い方も理解できた
なぜその推しが好きなのかを突き詰めて考えると、自分の気持ちと向きあうことになります。
自分と向き合うと、SNSやブログに書くのはもちろん、友人や家族とのおしゃべり、職場の会話などで、自分の想いを伝えることがしやすくなります。
自分の想いを伝えること、すなわち発信力です。
発信力は、現代を生きる私達に必須のスキルと言ってもよいかもしれません。
推しと自分が向き合うことが大切なのですね。なるほど・・・。
なぜその「推し」が好きなのかを考えると、自分の気持ちと向き合うことになります。
そして、推しの魅力を語るために必要なのは文章力ではないそうです。
このあたりは、本にくわしく書かれているので、(それがメインの本です)ぜひ本屋で手に取って、あるいは買って読んでください。
具体例も書かれており、かなりわかりやすく書かれています。
そして、【「好き」を言語化する技術】のもう1つのテーマが「SNSとの付き合い方も教えてくれる」ことです。
SNSとの付き合い方も教えてくれる
SNSで、自分の推しに対する気持ちと反する内容が目に入ってしまい、落ち込んでしまう・・・こんな経験はありませんか。
自分を否定されたようで悲しくなりますね。
私の経験ですが、推しをよく検索していると、推しを否定するタイトルまで検索してしまうのです。
思わず「ちゃんと最後まで文章を読んでよ、Googleさん!」と言いたくなってしまいます。
つらい・・・。
SNSは長い文章が入り切らない特性上、短い文章で伝えることが多いもの。
過激な短い文章で、注目を浴びようとしているものも見られます。
このような文章をたくさん見ることが、SNS疲れを起こす原因にもなっています。
SNS疲れをなくすための対策が、文中にたくさん散りばめられています。
悩んでいる方にも、おすすめできる1冊です。
SNS疲れをしない対策も、たくさん散りばめられています。
誰でも気軽に発信できるSNS。
とっても便利です。
その一方、あまりにもたくさんの人が発信しているので、自分の気持ちと合わないものも見てしまう危うさを持ち合わせています。
リアルで会話をしていると空気を読み取るので、言わなくてよいことは言いません。
しかし、SNSはリアルで会話をしないので、あなたのこれまでの検索履歴や、あなたの居場所を特定して、勝手に余計な情報まで読めてしまうのです。
大切なあなたの気持ちまでSNSに支配されてしまうのは、バカバカしいことです。
いちばん大切なのは、何よりも推しを愛するあなたの気持ち、あなたの考えなのです。
誰にも邪魔をさせてはいけません。
推しを愛するあなたの気持ち、あなたの考えがいちばん大切。誰にも邪魔をさせてはいけません!
あなたの気持ちを大切に、これからも生きていきましょう!
推しに対する気持ちは、あなただけのものです!
【おまけ】同じく三宅香帆さん著書の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」も載せています。
文字のみなので、画面が白黒の端末で読むのがおすすめ