スマホなどのデバイスで、本の朗読をしてくれるサブスクサービスとして、「Audibie」と「audiobook.jp」があります。
Audibleは、CMを観ることがあって、ご存知の方も多いでしょう。
この両者を徹底比較していきます。

他のことをしながら聴くことができるよ。
- Amazonの系列の「Audible Inc.」が運営している
- アプリはiOS・Androidを使用しているデバイスで利用できる
- ブラウザを利用することでパソコンで聴くことができる
- Alexaと連携できる
- 月額固定料金の聴き放題がある
- 聴き放題に登録していなくてもAudible本を買うことができる
- ㈱オトバンクが運営している
- アプリはAndroid・iOSを使用しているデバイスで利用できる
- ブラウザを利用することでネットにつないで聴くことができる
(聴き放題プランのみ) - 月額固定料金の聴き放題プランがある
- 聴き放題プランに登録していなくても本を買うことができる
- iOS・・・iPhone、iPad
- Android・・・Google Playからアプリをインストールするデバイス
運営会社が違うこと以外は、ほとんど差がありません。
本の朗読を聴くメリットとは、何なのでしょうか?
- 1 「Audible」「audiobook.jp」のメリット
- 2 「Audible」「audiobook.jp」のデメリット
- 3 Kindle派におすすめは「Audible」!
- 4 「Audible」は冊数多い「audiobook.jp 」はコスパよし
- 5 「Audible」月額料金
- 6 「Audibie」のおすすめポイント
- 7 「Audible」の残念ポイント
- 8 Audible本で注意したいこと
- 9 KindleとAudibleは連携できる?
- 10 「audiobook.jp」月額料金
- 11 「audiobook.jp」のおすすめポイント
- 12 「audiobook.jp」の残念ポイント
- 13 「audiobook.jp」で注意したいこと
- 14 「Audible」「audiobook.jp」解約方法
- 15 まとめ
「Audible」「audiobook.jp」のメリット

紙の本を買う、もしくは電子書籍リーダーで電子書籍を読むことができる時間は、1日の中で、かなり限られた時間しか取れない方が多いのではないでしょうか。
本を読むことができる時間
本を広げることができる時間のみ
それに対して、朗読サービスは、
朗読サービスを聴くことができる時間
一日中いつでも聴ける!
いつでも、とは少し極端ですので、もう少し具体的にしぼってみましょう。
- 拭き掃除・食事の支度・洗濯物を干すなどの家事の時間
掃除機や揚げ物の音があると、聞こえにくいので、あまり大きな音がしない家事の時に利用できます。 - ジョギング・スポーツジムで運動中
CMでも、こんな場面が登場しますね。 - 老眼で、小さい文字が見づらい
小さい文字が見づらい方にも、朗読を聴くことで読書ができます。 - 寝る前に文字を読むと、眠れなくなりそうだけど、聴くならすぐに眠りにつくことができる。
寝る前のリラックスした状態で聴くことができます。 - 通勤電車が満員で、本やスマホを出すことが難しい
満員電車でも、朗読は聴くことができますね。

本を広げて読書をすることが難しい状態の時に、朗読アプリで読書をすることができます。

朗読を聴くなら、音楽を聴くのと同じ感覚で読書ができるんだね。

まとまった時間が取れなくても、少しずつ読書ができる。
次は、デメリットについて説明していきますね。
「Audible」「audiobook.jp」のデメリット

スキマ時間に最適な本の朗読サービスですが、同じことがデメリットにもなります。
デメリットとは、
目で見て本を読むよりも、理解度が下がる可能性が高い。
家事をしながら、運動中、通勤途中など、共通していることは「他のことをしながら」読書をすることになります。
この状態は、実際に本を開いて読むよりも、頭に入りにくいのでないかと感じました。
聴く読書はよいのですが、できれば読書に集中したいものです。

「ながら読書」は、本の理解度が下がります。聴く読書も、それだけに集中した方が、頭に入ります。
しかし、次のような目的であれば、デメリットは一切ありません。
- 寝る前に、ベッドの中で朗読に集中する
- 通勤や通学などの移動中に、朗読に集中する
- 老眼で小さい文字が見えづらいので、朗読に集中する
朗読だけに集中して利用するならば、デメリットは一切ありません。
では、Amazon Kindleを普段使っている人(Kindle派)には、どちらをおすすめするのか説明していきます。
Kindle派におすすめは「Audible」!

Kindle派に、おすすめする朗読サービスは「Audible」です。
理由は次の通りです。
- Amazonアカウントが利用できる
- Amazonポイントがつく
- 公式サイトでKindle本、Audible本と並べられていて本を選びやすい
Audibleは、Amazonアカウントを利用できます。
Kindle本、Audible本を一緒のアカウントで管理できます。
さらに、Amazon公式サイトで購入するので、Amazonポイントがつきます。
本の種類がKindle本、Audible本と一覧になっているので、選びやすいのも特徴です。
ただし、Audible本を買った場合のみです。
月額1,500円の聴き放題プランは、Amazonポイントがつきません。


「すべての形式と版を表示」をクリックします。
普段使っているAmazonの画面で、Audible本を買うことができます。
買いたい本をKindleで読むか、Audibleで聴くかを選択できます。

やっぱりAudibleがおすすめなんだね。

ネックなこともあるよ。
Audibleはaudiobook.jpより高い
くわしくは、後に説明しますが、Audibleはaudiobook.jpより月額料金がかなり高いです。
初めて利用してみるのであれば、
audiobook.jp→よく使うならAudibleに変更
と試しに使って、続けて使うなら、Audibleに切り替えてもいいでしょう。
本の聴き放題は、本当に必要だ!と判断してから申し込みましょう。
くわしくは、下をご覧ください。
では次からは、いよいよ「Audible」と「audiobook.jp」を比較していきますね。
「Audible」は冊数多い「audiobook.jp 」はコスパよし

「Audible」と「audiobook.jp」を比較しました。(2023年12月現在)
Audible | audiobook.jp | |
運営会社 | Audible Inc. | ㈱オトバンク |
読み放題月額(税込) | 1,500円 | 1,330円 |
読み放年額(税込) | ☓ | 9,990円(月額約830円) |
支払方法 | クレジットカード デビットカード | クレジットカード 携帯払い |
冊数 | 12万冊以上 | 非公表 |
アプリOS | Android、iOS | Android、iOS |
ブラウザでの利用 | ◯ | ◯ |
解約後の利用 | Audible本を購入なら○ | 本の単独購入なら○ |
電子書籍本との連携 | ☓ | ☓ |
最大登録数 | 公式発表なし | 4台 |
「Audible」は、冊数が多いです。
12万冊以上あり、充実していることが大きな特徴です。
「audiobook.jp」は、コスパがよいことが大きな特徴。
1年契約にすると、Audibleの約半額となります。
では、両者を具体的に説明していきますね。
まずは「Audible」からです。
「Audible」月額料金

どんな人でも月額1,500円
- Amazon Primeに加入していれば、3ヶ月無料になるキャンペーン開催時がある。
Audibleは、どんな人でも一律で1,500円です。
ただし、Amazon Primeに加入していることが条件で、最大3ヶ月無料になるキャンペーンが不定期で開催されます。
プライムデーなどの大型セールと同時にキャンペーンが開催されることが多いです。


Audibleアプリ トップ画面とダウンロード済み一覧
ブラウザでも聴くことができます。
パソコンは、この方法がおすすめです。

別画面が開きます。

次は、Audibleのおすすめポイントを説明していきますね。
「Audibie」のおすすめポイント

- Alexaに対応している
- 12万冊以上の豊富なラインナップ
では、1つずつ説明していきますね。
① Alexaに対応している
Audibleは、Alexaに対応しています。
Alexaは「Amazon Echo」「Amazon Echo show」などのスマートスピーカーで使えます。


スマホの続きを、ご自宅のスピーカーで聴くことができます。
実際にEcho Showから再生する方法については、下をご覧ください。
「Amazon Echo Show」で「Audible」を再生する方法
そして、AudibleはAmazon関連会社が経営しているだけあって、ラインナップが豊富です。
② 12万以上の豊富なラインナップ
Audibleは、公式発表では、12万冊以上のラインナップ!
ありとあらゆるジャンルの本があります。
ポッドキャストもあります。
読書の合間に気分転換をすることもできますよ。

12万冊もあるなんて、びっくり!

さすがAmazon系列!
便利なことばかりのAudibleですが、残念ポイントもあります。
「Audible」の残念ポイント

- Kindle端末に対応していない
- 月額料金が高い
では、1つずつ説明していきますね。
① Kindle端末に対応していない
申し訳ありませんが、Kindle端末でAudibleアプリを利用できません。現在、 Audibleアプリがご利用いただけるのは、PC、Android / iOS端末のみとなります。 Fire OS 5.3.3以降のFireタブレットでは、Alexaアプリ経由で、Audibleのタイトルを聴くことができます。
Audible ヘルプより一部抜粋
なんと、Audibleは、Kindle端末に対応していないのです!
(2023年12月現在)
Fire OS 5.3.3以降のFireタブレットでは、Alexaアプリを使ってAudibleを起動させることができます。


画面下の○を長押しして青く光ったら指示します。
Alexaへの指示は、「Alexa、Audibleを読んで」などでOK。
Alexaアプリに本をダウンロードすることはできません。
つまり、Fireタブレットでは、Audible本をダウンロードして、外で聴くことはできません。

Audibleは、Kindle端末に対応していないんだ~。

Amazon的には「Kindle端末を持っているからAudibleを使う」ではなく、「Alexaを持っているからAudibleを使う」ということかな~と・・・。
ダウンロードをして聴くなら、iOSやAndroidで利用するしかありません。
② 料金が高い
月額料金がaudiobook.jpより高いです。
audiobook.jpの聴き放題プランが1,330円に対して、Audibleは1,500円。
毎月170円の差額になり、1年で2,040円です。
audiobook.jpは、9,990円の年額払いがあります。
月額で計算すると、約830円です。
Audibleは年額払いがありません。
つまり、
- 1ヶ月でaudiobook.jpがAudibleより670円高い
- 1年でAudibleがaudiobook.jpより8,040円高い
かなりの金額差があります。

1年で8,040円!

この金額差は大きいよね・・・。
Audible本で注意したいこと

Amazon公式サイトで販売されているAudible本を読む時に、注意することがあります。
「Audible会員対象」の本
- 月額1,500円のAudible会員は追加料金なし
それ以外の本
- 月額1,500円のAudible会員は30%オフ
会員は、全ての本が追加料金なしで聴けるのではありません。
「Audible会員対象」の本は、追加料金はありません。
しかし、それ以外の本は、30%オフになりますが有料です。



Audible会員は、全ての本が追加料金なしで聴けるわけではないんだね。

対象になっていない本は30%オフ。ここは注意しよう。
KindleとAudibleは連携できる?

KindleもAudibleも、Amazonアカウントで利用できます。
それなら、連携して、同じ本を読んだり、朗読できたら便利です。
しかし、両者の連携はできません。
海外ではできるようですが、日本ではできません。(2024年3月現在)
日本でも、早く連携できるようになればいいな、と願います。

連携できないのは、残念。

いつかできるようになってほしい・・・。
次は、「audiobook.jp」について、説明していきますね。
「audiobook.jp」月額料金

正式には「audiobook」ではなく、「audiobook.jp」です。
「audiobook.jp」の月額料金は、プランによって違います。
「audiobook.jp」料金プランは月1,330円の聴き放題プランの他にも、チケットプランがあります。
詳しい料金は次の通りです。(2024年11月現在)
- 聴き放題プラン
- 月額プラン 1,330円/月
- 年割プラン 9,990円/年
- 月額料金プラン
- 月額550円 610ポイント付与
- 月額1,100円 1,220ポイント付与
- 月額2,200円 2,450ポイント付与
- 月額5,500円 6,500ポイント付与
- 月額11,000円 13,450ポイント付与
- 月額22,000円 28,000ポイント付与
- 月額33,000円 42,000ポイント付与
- チケットプラン
- シングルプラン:1,500円(有効期限2ヶ月のチケット1枚付与)
- ダブルプラン:2,900円(有効期限3ヶ月のチケット2枚付与)
チケットプラン入会者の特典
- 対象の本1冊をチケット1枚で購入可能
- チケットプラン入会者限定セール開催
- 1ポイント1円(webサイトのみ利用可能)
- 500ポイントが毎月もらえる(webサイトのみ利用可能)
聴き放題プランで利用して、後にチケットプランを検討してもいいでしょう。

どのプランが、お得なのかな?

最初は聴き放題プランにして、途中で最適なプランに切り替えてもいいと思う。


audiobook.jpアプリ トップ画面とダウンロード済み一覧
ブラウザでも聴くことができます。
パソコンは、この方法がおすすめです。

別画面が開きます。

audiobook.jpは、Amazon Echoに対応していません。しかしテザリングで再生可能です。くわしくは、下をご覧ください。
「Amazon Echo Show」で「audiobook.jp」を再生する方法
次は、audiobook.jpのおすすめポイントを説明していきますね。
「audiobook.jp」のおすすめポイント

- 聴き放題プランの料金が安い
- アプリでもダウンロードせず再生ができる
(聴き放題プランのみ)
では、1つずつ説明していきますね。
① 聴き放題プランの料金が安い
月額料金がAudibleより安いです。
audiobook.jpの聴き放題プランが1,330円に対して、Audibleは1,500円。
毎月170円の差額になり、1年で2,040円です。
audiobook.jpは9,990円の年額払いがあります。
月額で計算すると、約830円です。
Audibleは年額払いがありません。
つまり、
- 1ヶ月でaudiobook.jpがAudibleより670円安い
- 1年でaudiobook.jpがAudibleより8,040円安い
ことになります。

月額払いで2,040円、年額払いで8,040円かあ~。

心が揺らぐ金額差だよね。
② アプリでもダウンロードせずに再生できる
アプリで聴く場合でも、ダウンロードせずにストリーミング再生ができます。(聴き放題プランのみ)

Alexaには対応していませんが、テザリングを使って、EchoShowでも聴くことができます。
ストリーミング再生ができるので、アプリでも、本のダウンロードせずに利用できます。
Audibleより価格が安くて、ストリーミング再生もできるaudiobook.jpですが、残念ポイントがあります。
「audiobook.jp」の残念ポイント

ラインナップがAudibleより少なそう
ラインナップについては、公式サイトで冊数を公表していませんが、なんとなくAudibleより少ないかな、という印象です。

正確に何冊くらいあるか、わからないんだよね。

そうなんだよね。
「audiobook.jp」で注意したいこと

audiobook.jpの公式サイトでも、本を買う時に注意したいことがあります。
「audiobook.jp読み放題対象」の本
- 聴き放題プラン会員は追加料金なし
- チケットプラン会員はチケット価格
- プラン未加入またはチケット不使用は通常料金
それ以外の本
- 通常価格



audiobook.jp聴き放題会員も、全ての本が追加料金なしで聴けるわけではないんだね。

プランによって、価格が違うんだよ。
「Audible」「audiobook.jp」解約方法

解約方法は、公式サイトでくわしく説明されています。
Amazon公式サイトではなく、Audibleの公式サイトで行います。
解約後に聴くことができる本は、購入したAudible本のみになります。
解約後に聴くことができる本は、読み放題ではなく、単独で購入した本のみになります。
アプリをアンインストールしたら、解約ができるのではありません!
必ず解約手続きをしてください。

アプリをアンインストールしただけでは、解約はできないんだね。

アンインストールは、デバイスからアプリを抜いただけだよ。解約手続きを必ずしてね。
まとめ

- Amazonアカウントが利用できる
- 本を買うとAmazonポイントがつく
- 公式サイトでKindle本、Audible本と並べられていて本を選びやすい
- 聴き放題プランの月額料金が安い
- アプリでもダウンロードせずに再生できる(聴き放題プランのみ)
「本を広げて読む」は、時間が確保できない方も多いでしょう。
しかし、音楽を聴くように「朗読を聴く」ことができる方は多いのではないでしょうか。
「本を読む」とは、じっと座ってするもの、と思いこんでいたのですが、時代も変わりましたね。
聴く読書を、ぜひ試してみてください。

本を読む時間がないけど、読書をしたい方に、おすすめです。
AudibleのCMは見たことあるよ。マラソンしながら本の朗読を聴けるんだよね。