読書の習慣がない方にとって、1冊を読了するのは大変かもしれません。
本を読むには、集中力や想像力が必要です。
「頭に入らない」「集中できない」などと、積読にならないようにしたいもの。
読書初心者は、どうやって本を読むようにすればよいのでしょう。
読書方法でよく聞くのが「併読」です。
併読は、読みやすい方法なのでしょうか。

悲しいよね・・・。
では、「併読」について説明していきますね。
併読とは?

「併読」とは、次のことを言います。
併読・・・二種以上の本や新聞などを交互に、あるいは参照しながら読むこと。
コトバンク「併読」より一部抜粋
併読とは、「2冊以上の本を交互に読むこと」です。

2冊以上の本を交互に読むことを「併読」と言います。
併読をするには、コツがあります。
併読の読み方

併読の読み方は、コツがあります。
- 同じジャンルは併読しない
- 同じジャンルの小説・同じ著者・ビジネス書
- 似たテイストのエッセイ
- 併読する本を多くしすぎない
同じジャンルの本は、併読しない方がよいでしょう。
内容が頭の中で混乱してしまう可能性があります。
例えば、同じジャンルや同じ著者の小説、同じジャンルのビジネス書、似たテイストのエッセイなどです。
また、併読する本を多くしすぎないことも大切です。
多すぎると、内容が頭の中で混乱してしまいます。

似たジャンルや、多すぎる量の併読は、頭の中で混乱します。
併読とは、同時に複数の本を読むことです。
読書初心者に、併読は難しいのではないでしょうか。
読書初心者は併読しない方がいい理由

読書を始めたばかりの初心者に、併読はハードルが高いのではないでしょうか。
全ての方に当てはまるとは限りません。参考程度にお読みください。
その理由は、
- 次から次へ本を読み移り、1冊も読了しない可能性がある
- 絶対に読める本を1冊ずつ読み進めることが大切
本屋で、話題の本や挑戦したい本を買いこんで、「さあ、読書しよう!」と読み始めたものの、次から次へ本を読み移ったあげく、1冊も読了せずに「やっぱり読書は無理!」と終わってしまうのは、あまりにももったいないこと。
読書初心者は、興味があるジャンル・あなたが読めそうな本を判断するのが難しいかもしれません。
まずは、絶対に読める本を1冊だけ買ってください。
そして読了したら、次は2冊、その次は3冊・・・と少しずつ増やすようにしましょう。
繰り返すと、自分が読みやすい本や、好きなジャンルがわかってきます。
くわしくは、下をご覧ください。
本を読む力をつけたら、併読に挑戦しましょう。

本を読む力がついてきたら、併読に挑戦しましょう。
「大人の絵本」「大人向け絵本」など、大人が読んでも楽しめる絵本が充実しています。
温かいイラストが描かれており、読書が苦手な方にもおすすめです。
読書に慣れているけど、1回の読書時間が2,30分程度の方も多いのではないでしょうか。
大人になると、まとまった読書時間を作るのが難しくなります。
1冊をこま切れに読むことになりますね。
この場合も、併読はあまりおすすめしません。
読書時間を確保できない方は併読しない方がいい理由

読書はする(もしくは好き)けど、仕事や家事・育児や介護に追われて、1日に2,30分、もしくは1週間に2,30分しか、読書時間を確保できない方もいらっしゃるでしょう。
私も、1日の読書時間は30分くらいです。
このような方にも、併読はおすすめしません。
全ての方に当てはまるとは限りません。参考程度にお読みください。
その理由は、
- 本の内容が混乱する可能性がある
- まとめ買いはよいが、1冊ずつ読んだ方がよい
1日の読書時間が少ない方は、1冊を読み切るまでに時間がかかります。
1冊をこま切れに読みますね。
こま切れなのに、さらに併読をすると、本の内容が混乱する可能性があります。
読書初心者でないなら、自分が読める本を選ぶことはできるでしょう。
本をまとめ買いするのは構いませんが、併読よりも、1冊ずつ確実に読む方が混乱しないのではないでしょうか。
もちろん、1日の読書時間が少なくても併読に慣れている方は、ぜひそのまま続けてください。
併読をしていない方は、無理にしなくてもよいでしょう。

1日の読書時間が少なくても、併読に慣れている方は、ぜひ続けてください。
併読をする理由でよく聞くのが、「文庫本は持ち歩き用で、単行本は自宅用。2冊を併読する」という理由です。
確かに、大きくて重い単行本を持ち歩くのは、しんどいです。
これを解決する方法は、電子書籍にすることです!
電子書籍は持ち運びできる!

電子書籍の最大のメリットは「持ち運びがしやすい」こと。
単行本も文庫本も、同じように、本のデータを保存できます。
スマホやタブレットでも読めますが、できれば専用の電子書籍リーダーを使うことをおすすめします。
くわしくは、下をご覧ください。
電子書籍は読みにくいと感じる方は、単行本も文庫本も入る専用ポーチがおすすめ。
紀伊国屋の専用ポーチやバッグは、本の持ち運びがしやすい工夫がされています。
お気に入りのポーチがあれば、本を持って出かけるのが楽しくなりそうです。
まとめ

2冊以上の本を交互に読むこと
- 次から次へ本を読み移り、1冊も読了しない可能性がある
- 絶対に読める本を1冊ずつ読み進めることが大切
- 本の内容が混乱する可能性がある
- まとめ買いはよいが、1冊ずつ読んだ方がよい
併読は、読書に慣れていて、まとまった読書時間を確保できる方によい方法です。
しかし、読書初心者や、まとまった読書時間がない方には、あまりおすすめしません。
一方、併読が読みやすいと感じる方がいらっしゃるのも事実。
どちらでも構いません。
あなたが読みやすい方法で、読み進めてくださいね。

併読してもしなくても、どっちでもいいってこと?

どっちでもいいけど、確実に読了できる方法で読んでね。
せっかく買った本を、読まずに積読はしたくない。