湊かなえさん著書の「暁星」を読みました。
なんて読むかと言うと、「あけぼし」です。
この本の感想・レビューをお伝えします。
2026年本屋大賞ノミネート作品(第5位)です。
あらすじは、実際に起こった過去の事件を元に描いたノンフィクション(たぶん)です。
湊かなえさんは、映画化・ドラマ化された作品が多く、小説は読んだことがなくても名前は聞いたことがある、という方も多いでしょう。
作風が「イヤミス」などと言われることも多く、私も敬遠していた作家さんでした。
でも、この小説は抵抗なく読めます。
とは言え、本屋大賞ノミネートと聞けば、初心者に優しく読みやすい小説のイメージです。
しかし、この小説は対照的で、ずっしりと重く暗い作品です。
読書初心者、もしくは小説をあまり読まない方には、難しく感じるかもしれません。

心が重くなる結末です。
「暁星」感想・レビュー

「暁星」の感想・レビューは、
- 宗教2世の現実がずっしり重い
- 手記と小説で1つの事件を描く珍しい物語
- 落ち込んでいる時に読まない方がよいかも
では、1つずつ説明していきますね。
宗教2世の現実がずっしり重い
「暁星」は、親が信仰する宗教によって、苦しめられて成長した子供たち(宗教2世)が主な登場人物です。
宗教2世は、かつて大事件が起こり注目され、社会問題となりました。
物語の前半は、事件を起こした犯人の手記が書かれていて、実際の事件に近い描写も多いように感じます。
宗教2世の現実が、ずっしりと重く伝わってきます。
「子供は親を選べない」とよく言われますが、これはキツイなあ、と感じます。

宗教2世の現実が、ずっしり重く伝わってきます。
「暁星は湊かなえさんが苦手な方でも読める」という話を聞いたので、読みました。確かに読める。
その理由は、実際に起こった事件に近いストーリーだからでしょう。
「イヤミスの女王」に苦手意識を持っている私でも、一気読みできました。
とは言え、重いテーマであることに変わりはありません。
手記と小説で1つの事件を描く珍しい物語
「暁星」は、前半と後半で物語がはっきりと別れています。
つの物語で、1つの事件を扱っている珍しい小説です。
- 前半「暁闇」・・・殺人事件の犯人が書く手記
- 後半「金星」・・・作家が「暁闇」と同じ殺人事件を描いた小説
異なる2つのストーリー仕立てですが、同じ場面が前半と後半で何度も登場します。
どっちを読んでいるのかな、と混乱してしまうかもしれません。
前半の手記で何が起こったかをしっかり理解し、後半の物語を読めば大丈夫です。
前半は事実を淡々と心中を語る主人公の手記、後半は物語の主人公である作家が、登場人物の心情や事件の背景も加え、「暁闇」と同じ事件を描いています。
同じ事件を手記と小説の2本立てで描くのは、なんだか難しそう・・・。
「暁星」の著者、湊かなえさんの腕の見せ所かもしれません。
やはりベストセラー作家さんって、凄腕なんですね・・・。

湊かなえさんって、すごい小説家なんだな・・・と思わずにはいられない小説です。
著者の腕が光る素晴らしい小説ですが、やはり重いテーマを扱っているので、落ち込んでる時に読むのは、避けた方がいいかもしれません。
落ち込んでいる時に読まない方がよいかも
「暁星」は、宗教2世がテーマとなっているとても重い内容です。
精神的に落ち込んでいる時には読まない方がいいかもしれません。
厳しい生い立ちの中で育った子供たちが大人になり、大事件を起こすまでの心情が手記として書かれ、後半は事件の背景が小説となっています。
心が元気な時の方が、おすすめです。
最初から最後まで明るい場面が、ほとんどありません。
そこは覚悟して読んでください。
読みやすい本と併読してもよいかもしれません。

落ち込んでいる時には、読まない方がいいかも・・・。
「暁星」は、湊かなえさんの「オーディオファースト作品」です。
「暁星」は「Audible(オーディブル)」で配信中!

「暁星」は、小説の発売よりも先に「Audible(オーディブル)」配信が先に開始(オーディオファースト)されました。
オーディオファースト作品とは、Audibleが著者・出版社と協力して独自に企画・制作する、第一線で活躍中の作家がAudibleのために書き下ろし、最初に「音声」で届けられる特別な作品です。
「「Amazonニュースサイト 湊かなえ、初の書き下ろしオーディオファースト作品 『暁星(あけぼし)』がAmazon の Audible(オーディブル)で配信中」
より一部抜粋
本で読むのに抵抗がある方は、Audibleで聞く読書もおすすめです。

Audible(オーディブル)の聞く読書も、おすすめです!








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