道尾秀介さんの作品に「N」と「I」という書籍があります。
「読む順番で結末が変わる小説」で、読む順番を読者に決めさせる小説です。
似たようなタイトルで、同じコンセプトです。
表紙も、なんとなく似ています。
「どっちが先に出たの?」「シリーズ作品?」「読むならどっちから?」など疑問に思いますよね。
「N」と「I」の違いを説明していきます。

説明していくよ。
まずは「N」と「I」の違いを説明しますね。
「N」と「I」の違いとは?

- 「N」と「I」は全く違う2つの小説
- どっちから読んでもよい
- 同じなのは「読む順番で結末が変わる小説」ということだけ
「N」と「I」は全く違う2つの小説です。
ストーリー・登場人物全てが違い、つながりは全くありません。
ですので、どっちから読んでもよいです。
どっちかだけで読んでもよいです。
2冊で同じなのは「読む順番で結末が変わる小説」ということだけ。
「N」は全6話の短編小説集、「I」は全2話の短編小説集です。
先に出版されたのは「N」です。

片方だけ読んでもいいんだよね?

もちろん!
次は、「N」と「I」を簡単に解説していきます。
「N」は、時系列順だと理解しやすい

「N」は全6話の短編小説集ですが、きちんと時系列があります。
2回読みがおすすめです。
- 最初は、好きな順番で読む
- 時系列順で再読する
のがおすすめです。
どの順番で読んでもよいですよ、と言っているのですが、複数の短編に共通した人物がおり、きちんと時系列があります。
読む順番によっては、6つの物語の時系列が逆になります。
さらに同じ人物が出てきたり、新たな人物が出てきたりすると、混乱します。
全部で720通りの順番があるので、1回目で全ての物語を時系列順に読むのは不可能に近いでしょう。
宝くじに当たるくらいの確立です。
最初は好きな順番で読んで時系列を理解した後で、時系列順に再読するのがおすすめです。
6つの入口と6つの出口がある迷路に入り、途中で通過する道がいくつかあるようなイメージです。

「N」は、6つの入口と6つの出口があり、たくさんの通り道があるような小説です。
「N」のレビューは、別でくわしく説明しています。
「N」の読後感は、ほんのり明るくて優しい
「N」は、曇り空から少し太陽の光が差し込むような、ほんのり明るい優しい物語が6つ収められています。
読後感は、優しい雰囲気です。

「N」は、読後感が優しい雰囲気です。
次は、「I」について解説していきますね。
「I」は、どっちから読んでも理解しやすい

「I」は全2話の短編小説集で、やはり時系列があります。
しかし、2話しかありません。
6つの話がある「N」とは違い、時系列が逆になっても混乱しません。
2つの入口と2つの出口がある迷路に入り、すれ違う場所が1か所だけ、のようなイメージです。

「I」は、2つの入口と2つの出口だけで、すれ違う場所が1か所だけのような小説です。
「I」のレビューは、別でくわしく説明しています。
「N」と違い、「I」はすっきりとして読みやすいです。
「I」の読後感は、読む順番で全く違う
本作は二つの章から成る物語です。読む順番は自由ですが、その選択により、結末は大きく変わります。どちらかの順番で読むと、二人の主人公を含め、多くの人が命を失います。別の順番で読むと、彼ら(彼女たち)は生き残ります。
【道尾秀介「I」公式サイト】より
2つしかないからこそ、読む順番で結末がはっきりと別れます。
多くの人が命を失った読後感と、登場人物たちが生き残る読後感は、当然変わってくるでしょう。

「I」は、読み方も2通りなら、読後感も2通りです。
2つしか順番がないからこそ、全く違う読後感を得られるのが「I」です。
まとめ

- 「N」と「I」は全く違う2つの小説
- どっちから読んでもよい
- 同じなのは「読む順番で結末が変わる小説」ということだけ
- 「N」は、ほんのり明るくて優しい
- 「I」は、読む順番で全く違う
「N」と「I」は全く違う2つの小説で、つながりは全くありません。
ですので、どっちから読んでもよいですし、片方だけ読んでも構いません。
共通点は「読む順番で結末が変わる小説」ということだけです。
しかし、それぞれが全く違う雰囲気で、読後感はかなり違います。
特に「I」は、読む順番で真逆の結末を迎えます。

両方読んだ方がいいかな?

読む順番を選ぶ小説って珍しいから、2冊読むのをおすすめするよ。








どっちも聞いたことはあるけど、シリーズ作だと思っていたよ。