【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】を読むと、「気が利く」とは、どういう人のことを言うのかを理解できます。
職場や知り合いで、気配りが上手な人っていますよね。
なんだか素敵です。そんな人になるには、どうしたらいいのでしょう?
この本の最初には、次のことが書かれています。
あなたが気遣いに悩み、コミュニケーションの答えを探し続けてきたならば、きっと本書が役に立てるはずです。
【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】より
コミュニケーションにおける気がきく人の習慣について、書かれた本です。
さりげなく気がきく人っていますよね。どうしたらなれるのでしょう?
【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】の感想・レビュー
【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】の感想・レビューは、
- 自分は「気がきく人」なのかを想像できる
- 「気がきく人」とは、相手を不愉快にさせない人のことである
- 「気がきく人」とは、相手を認められる人
1つ1つの内容について、「気がきく人は○○、気がきかない人は○○」と具体的に説明されていて、とてもわかりやすいです。
1つの例ごとに区切って説明してくれます。
ですので、家事の合間や通勤時間の移動途中のような、5分、10分のスキマ時間で読むことができます。
全部で50個の例が書かれています。
では、1つずつ説明していきますね。
自分が「気がきく人」なのかを想像できる
気がきく人は語尾を相手の前に置き、気がきかない人は語尾を濁す。
【努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣 】より
気がきく人の1つの例です。
「気がきく人は○○、気がきかない人は○○」と具体例をあげて説明されています。
自分の行動パターンを振り返りながら、本を読み進めることができます。
他人から「気がきくね~」と言われない限りは、自分が気がきく人なのかがわかりません。
普段の自分を振り返ってみることで、自分は気がきく人なのか、気がきかない人なのか、確かめるきっかけになります。
「気がきくね~」と人に言われることってなかなかありません。(私が気がきかない人だからか・・・?)そんな方は、この本を読んで、判断してみてください。
反省する部分が多い私。
「気がきく人」になれるようにしたいものです。
「気がきく人」とは、相手を不愉快にさせない人のことである
気がきく人の習慣は、特別なことは書かれていません。
コミュニケーションとは、自分以外の相手との関わり方のこと。
気がきくコニュミケーションとは、相手の立場や気持ちを考えながら接することなのだな、と理解できました。
- 相手の立場・気持ちを想像して、愛情を持って接する
- 相手に興味・関心を持つ
- 相手は自分と違うことを考えていることが多いことを理解する
これらのことを理解して、他人と接するようにしていれば、気がきく人になれるのではないか、と考えました。
取引先から戻ってきた同僚が、提出しなくてはならない書類の作成に取り組んでいたとします。
提出期限までは、あまり時間がありません。
もし、自分のことしか考えない気がきかない人なら、特に気にとめることなく、自分の仕事を続けているでしょう。
でも相手の立場に立てる気がきく人であれば、「できることある?」と同僚に一声かけて助けるのではないでしょうか。
同僚は、ピンチを助けてくれて感謝するでしょう。
これが何回か続くと、「あの人は気がきく人だ」と評価してくれるのではないでしょうか。
いい印象が伝わった相手は、簡単に評価を下げることは(たぶん)しないものです。
自分を犠牲にしてまで、相手を思いやる必要はありません。
常に相手を思いやる気持ちを持つように意識しているだけでも、変わってくることがあると思います。
相手の立場や気持ちを想像して接することを繰り返していくことで、気がきく人になれそうな気がします。
ほめられることはないかもしれません。
でも、相手の立場にたつことは、いつか自分に返ってくるかもしれません。
「気がきく人」とは、相手を認められる人
気がきく人は、相手を不愉快にさせない人です。
相手を不愉快にさせないためには、相手を認めることが大切です。
会話をしていると、自分と違う意見を相手が話すこともあります。
これを否定してはいけません。
相手も立場や考えがあって話しているのだな、と頭に入れておきましょう。
相手を認めて接することで、気がきく人に近づくことができます。
意見が違っても、ケンカをしたり、否定してはいけません。相手にも考えや立場があることを、頭に入れておきましょう。
次は、【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】を読んで、私が身につけた1つの習慣を紹介します。
【「気がきく人」と「気がきかない人」の習慣】を実践して「なんでもいいよ」と言わなくなった
気がきく人は「これがいいな」と言い、気がきかない人は「なんでもいい」と言う。
【努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣 】より
相手を思いやるばかりに、言ってしまいがちな「なんでもいいよ」や「どっちでもいいよ」という言葉。
これは、判断を相手に丸投げしていることになります。
結果的に、相手に負担を与えてしまうのだそう。
自分が言われて、がっかりした気持ちになることも多い言葉です。
自分の意見を押し付けるわけではないのですが、考えを述べた方がいいのですね。
この本を読んで、気がついたことです。
食事のメニューを決める時に「なんでもいいよ」ではなく「私は◯◯が食べたい」と伝えた方が、よい関係を保つことができます。
これからは、自分の意見を相手に伝えるようにしていきます。
まとめ
- 自分は「気がきく人」なのかを想像できる
- 「気がきく人」とは、相手を不愉快にさせない人
- 「気がきく人」とは、相手を認められる人
ここで説明したものは、本にあった例のほんの一部です。
実際には、50個の習慣が書かれています。
自分で意識して気がきく人になるのは、難しいです。
具体性がなく、抽象的な言葉ですし、人によって気がきく人の基準も違います。
しかし、相手の立場に立って、興味を持って接することは、それほど難しいことではありません。
自分を振り返って、取り入れることができる習慣が、この本を読めばきっと見つかります。
頭の端っこに入れておいて、毎日の生活に取り入れてみてください。
気がきく人になることは、難しくはありません!
【おまけ】
言葉のコミュニケーションをよくしたいと思ったら、こちらをおすすめ!
〈時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣〉という本についても載せています。時間の使い方に悩みがある方へおすすめです。
〈努力が「報われる人」と「報われない人」の習慣〉という本についても載せています。目標を立てても、うまくいかない時が多い方におすすめです。
「ブックレコメンド」にレビューを載せていただきました。
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