「会社で働くことが、これからどうなっていくか」ではなく、「会社とはどういう存在か、また会社そのものがこれからどうなっていくのか」がテーマの漫画です。
2003年に発売された本を、漫画に編集し直して、最近発売されました。
「会社」という普遍的なテーマを扱っているので、古くささを感じることなく読むことができます。
会社のしくみがよくわかりました。
「会社はこれからどうなるのか」を読んで理解できたこと
「会社はこれからどうなるのか」を読んで、理解できたことは、
- 「会社」のしくみ
- 「NPO」と「会社」の違い
- 会社でがんばっていれば一生安泰の時代ではなさそう
この内容を文章だけしかない本で理解しようとすると、(私には)つらいです。
でも漫画になっているので、わかりやすく読むことができました。
では、説明していきますね。
「会社」のしくみ
この本では、「会社」について、次のことが説明されています。
- 「会社」とは何か
- 株主の権利
- 代表取締役とはどんな人か
- 株式とは何か
なんとなく毎日通って仕事をしている会社・・・。
実は、それぞれの立場の人が、それぞれの権利を持っている人と物の集まったものです。
何も理解せずに、ただ働いて、給料をもらって生活していくだけではいけません。
実際に会社で働いている人も、家族が会社で働いていて、その給料で生活している人も、知っていなくてはならない内容です。
「会社で働いているのだから、会社のしくみを理解しておく」のは当然です。
私も会社員ですが、改めてこの本を読んで、会社のしくみを理解できました。
会社で働いているのなら、会社について、きちんと理解しておくべきです!
「NPO」と「会社」の違い
会社だけでなく、「NPO」についても説明されています。
NPOって困った人を助けるボランティア団体だと思っている方はいませんか?
この本を読むまでは、私もそう思っていました。
この本では、「NPO」について、次のことが説明されています。
- 「会社」と「NPO」の違い
- 「非営利」の意味
- 「NPO」は「会社」より起業しやすい
NPOは、利益を出すこともできますし、給料を職員に与えることもできます。
給料を与えることができるので、ボランティアではありません。
また、NPOは、会社よりも起業しやすいことも理解できました。
起業のしやすいNPOは、低成長の日本にとって、いろんな可能性を秘めているではないだろうか、と思いました。
NPOは、会社に比べて起業がしやすいことがわかりました。起業がしやすい、ということは、いろんな可能性を秘めています。
NPOには、いろんな可能性がありそうです。
会社でがんばっていれば一生安泰の時代ではなさそう
今度は、会社でしばらく働いて経験を積み、その後に起業したり、他の会社に入り直したりという選択肢を、多くのビジネスパーソンがもつことになります。
「マンガ 会社はこれからどうなるのか」より
少し前までの日本では、ほとんどの人が、学生生活を終了すると、会社に就職をし、定年するまで同じ会社で働きました。(女性は、定年までとは限りませんが。)
しかし、1つの会社で一生働き続けるということは、その1つの会社に何かがあった時に、リスクを丸かぶりしてしまうことにもなりかねません。
起業や独立を想定して、会社に就職する方も増えてくるだろう、と岩井先生は予想していらっしゃいます。
学校を卒業した時に入社した会社が、定年まで潰れたり、売却される可能性がない、とは言い切れません。
他の場所で、働くことになったとしても通用する普遍的なスキルは、今後ますます必要になってくるでしょう。
「自分にできることは何か」を常に考えながら、どんな場所でも収入を得て、生活できるスキルが求められるようなります。
自分にできることは何か・・・「得意なこと・好きなこと・勉強して資格を取ること」できることを見つけて、伸ばしていくことがより大切になりそうです。
これからの時代は、自分の得意や好きなことを見つけて、伸ばしていくことが大切になってくるかもしれません。
まとめ
- 「会社」のしくみ
- 「NPO」と「会社」の違い
- 会社でがんばっていれば一生安泰の時代ではなさそう
「会社って何なのでしょう?」この質問に、ほとんどの方は「従業員が働いて、給料を得る場所」と答えるのではないでしょうか。
それも正解です。
会社は、いろんな立場の人がいて、それぞれの権利を持っている人と物の集まったもの、とも言えます。
この本を読んで、これまで以上に「会社」の理解ができました。
漫画ですが、わかりにくい言葉がたくさん登場します。
手元において、時々読み返してみてもいいかもしれません。
「1つの会社で定年まで働く。そうすれば一生安泰」そんな時代はもう終わりました。
これからは、自分が得意なこと・好きなこと・勉強して資格を取ることなど、できることを見つけて、伸ばしていくことがより大切になりそうです。
大変ではありますが、可能性もある時代だと思います。
いろんな可能性を想定して、自分を作っていくきっかけになりそうな1冊です。
会社で働くにしても、起業するにしても、自分を知ることが大切かな、と思います。
マンガなので、タブレットで読むのがおすすめ